東海自動車(東海バス)では、創立110周年記念事業の一環として、2026年10月10日(土)に伊豆市にある「ひなた公園」で地域と公共交通をつなぐ交流イベント「バスマルシェ」を開催する。どんな内容なのか詳細を見てみよう。
文/写真:古川智規(バスマガジン編集部)
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■イベント開催の主旨
同イベントは、同社社員が新たな挑戦を提案する社内公募制度「わくわくチャレンジ」において、社員の発案をきっかけに実現したイベントだ。企業が掲げる課題解決のきっかけをつくりたいという思いから企画されたということだ。
バス事業者は近年の公共交通機関を取り巻く環境が大きく変化していく中で、バス運転士不足や利用者の減少等の課題に直面している。一方でバスは地域の暮らしを支える重要な交通インフラであり、誰もが安心して生活できる地域社会の実現には欠かせない存在である。
同イベントでは、地域への感謝を伝えるとともに、バスをより身近に感じてもらうことを目的として開催される。さらに地域の魅力や子育て支援や教育等、暮らしに関するさまざまな取り組みについて体験できる機会を創出することで、地域とのつながりを深め、地域活性化につなげていくイベントでもある。
■イベントの詳細
イベントの名称は、東海自動車110周年記念「バスマルシェ」で、開催日時は2026年10月10日(土)の9:00~16:00。なお、雨天決行である。開催場所は、ひなた公園(静岡県伊豆市日向413-1)。
入場料は無料だが、ブースにより有料コンテンツや物販がある。駐車場は無料で、ひなた公園駐車場、伊豆中学校グラウンド、旧修善寺中学校グラウンドが提供される。イベント当日の内容は予定だが、東海バスのバス車両展示(路線バス・ボンネットバス)、はたらく車の展示(消防車・パトカー・自衛隊車両等)。
バスの乗り方教室(熱海高校タイアップ企画として「バリアフリーバス教室も開催」)、公共交通各社の物販(伊豆急行・伊豆箱根鉄道・伊豆箱根バス)、地場産品の販売、キッチンカーの出店(10台)、ふれあい動物・水族館、イベントステージ、バス運転士会社説明会(東海バス修善寺営業所にてバス運転体験会も実施予定)とかなり盛りだくさんだ。 同社では、そのほかにも企画を計画しているという。
また、イベント会場までのバスツアーも運行予定で、伊豆伊東高校、沼津商業高校、伊豆総合高校土肥分校とのタイアップ企画で、伊豆各地を出発し「バスマルシェ」の会場を経由する特別バスツアーを運行する予定だ。 これらは同3校それぞれにコースがあり、つまり3コースが設定される。
それぞれがバスツアーになっており、有料だが廉価な料金で高校生が企画したツアーで楽しそうだ。同社特設ページから東海バストラベルのページに行き予約できる。発着地は、伊東駅、修善寺駅、沼津商業高校と3つあるので予定が合えばぜひ乗っていただきたい。
■バス会社主催にしてはかなり盛大
ざっとバスマルシェの内容を見てみたが、地元密着型でかなり盛大に行われるイベントだ。バスに特化したイベントではないものの、だれもが楽しめる内容と充実さで面白そうだ。もちろん、バスマニアからしても鉄道・バス会社の物販、車両の展示や会社説明会を兼ねた運転士募集のための運転体験会もあり、全部見なけければ帰れないマニア心をくすぐる内容のようだ。
また、前述したが高校生が企画したバスツアーは、3校がそれぞれの発地から企画した内容だが、マルシェ会場は必ず通り自由散策時間が設けられている。それぞれの企画での体験や観光が組み込まれており、リーズナブルなツアー料金で参加できるのも魅力だ。
バス事業者は運転士不足や既定のダイヤを回さなければならず、他のことをやっている余裕はないのが全体的な実情だろう。それでも110周年記念とはいえ盛大なイベントを開催するのは、同社のバス事業や地域への想いの表れといっても過言ではないだろう。3連休の初日なので、まだ旅行の予定が決まっていない方は、温泉やお買い物や山海の珍味とともに、バスマルシェで楽しんでみてはいかがだろうか。
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