なぜカラーリングを変更? 18年間も続いた「見慣れた」カラーリングをやめる理由に迫る

なぜカラーリングを変更? 18年間も続いた「見慣れた」カラーリングをやめる理由に迫る

 新京成電鉄と船橋新京成バス、松戸新京成バスは、約18年ぶりに乗合バスのデザインを一新する。2022年7月に新京成グループデザインバス4両を導入し、今後も順次導入していく予定だ。新しいデザインにはどのようなコンセプトがあるのか? 慣れ親しんだカラーリングをやめる理由とは?

文:三条桐葭
編集:古川智規(バスマガジン編集部)

【画像ギャラリー】新京成グループデザインバスがデビュー(新旧比較)(4枚)画像ギャラリー

18年ぶりの新デザイン

 新京成グループバスでは、約18年ぶりの路線バス新デザインの導入だ。今回のデザイン変更は、新型コロナウイルスの影響や交通業界を取り巻く事業環境の変化に対応し、グループ一丸となって地域の交通網を担っていくため、新京成グループの結束力を高めることを目的としている。

車体(前面)
車体(前面)

 デザインコンセプトは「つながり」。「結束」をイメージした白い帯を車体1周にぐるりと繋げ、車体前面はロゴのステップマークをイメージしたデザインに統一。公共インフラとして沿線地域の生活をグループ一丸となって支え、一歩一歩ステップし続ける姿勢を表現した。また新京成のコーポレートカラーでもあるジェントルピンクを基調とすることで、認知度向上とブランド力強化を目指す。

車体(後面)
車体(後面)

2022年7月中旬から運行開始

 新デザインのバスは2022年7月中旬から運行開始予定で、当初は4両(車両番号:船橋新京成バス2両1356・1357、松戸新京成バス2両3332、3333) でスタートする。今後は新京成グループ乗合バス(一部の車両を除く)の新車導入時に本デザインへ置き換える予定だ。

 鉄道とグループバス事業者のデザインを統一することで、新京成グループは地域の発展を具体的にイメージできる公共交通機関として新たなブランドを築く。

【画像ギャラリー】新京成グループデザインバスがデビュー(新旧比較)(4枚)画像ギャラリー

最新号

【9月20日発売】巻頭特集は「東急バス」!! ほか楽しいバスの企画満載の バスマガジン126号!!

【9月20日発売】巻頭特集は「東急バス」!! ほか楽しいバスの企画満載の バスマガジン126号!!

バスマガジン Vol.126は9月20日発売!! 美しい写真と詳細なデータ、大胆な企画と緻密な取材で読者を魅了してやまないバス好きのためのバス総合情報誌だ!!  巻頭の[おじゃまします! バス会社潜入レポート]では、東急バスを特集。東京都から神奈川県において都市部から住宅地、田園地帯まで広いエリアを綿密なネットワークを展開、さらに高速路線バスやエアポートリムジンも大活躍。地域住民の足としてはもちろん、首都圏の動脈ともいえる重要な存在だ。  続く特集は、ついに日本に上陸しさらに種子島での運行が決まった、ヒョンデの電気バス[ELEC CITY TOWN]の試乗インプレッション。日本におけるヒョンデの本拠地である横浜・みなとみらい地区で、徹底的にその性能を確認した。  バスの周辺パーツやシステムを紹介する[バス用品探訪]では、なんと排出ガスからほぼ煤が出なくなるというエンジンオイルを紹介。この画期的な商品「出光アッシュフリー」について、出光で話わ聞いてきた。  そして後半カラー特集では、本誌で毎号、その動向、性能を追跡取材してきた「カルサンe-JEST」。このトルコ製小型電気バスがついに、運行デビューを果たした。その地は長野県伊那市と栃木県那須塩原市。今後の活躍が期待される出発式を紹介する。