はじめての街では路線バスに乗れ!! ~橋本駅発着でグルメとトレジャーハンティング!!~

何かが見つかるかもしれない!

  記者はここで茶碗を見つけた。茶道や茶の湯の心得はまったくないのだが、こういうご時世なので家で抹茶を点てて一服するという風流まがいなことをしている。

 しかし安価な野点(のだて)セットを購入したまでは良かったが、持ち運びができるようなセットなので茶碗が小さく、もう少し大きなものが欲しいと思っていたらここで見つけてしまった。

陶器の茶碗が600円とは!
陶器の茶碗が600円とは!

 多くの陶芸品が展示即売されているが記者が見つけた茶碗はなんと600円。即買いしたのは言うまでもない。後で聞いてみると、なんとこの茶碗は当館の館長作だったことが判明。図らずとも作者から直接購入するという「栄誉」を手に入れた。そんな偶発的な出会いも旅の楽しさであり醍醐味だ。

ごはんを食べよう!

 今回は往路ですべてを巡ったので、復路は橋本駅北口まで乗り通すだけだが冒頭で述べた通り、立ち寄り場所に合わせて往復のダイヤを見て計画していただきたい。

藁の強火で一気に焼き上げる!
藁の強火で一気に焼き上げる!

 さて橋本駅に戻ってきたころには夕方になっていたので、夕食を取るために橋本商店街のホームページを探索。「藁焼き酒場 月夜に遊ぶ。」というお店を発見。しかし今のご時世で居酒屋としては時間制限があり、テイクアウトでの利用や定食メニューでごはん需要にもこたえている。

 橋本商店街(共同組合)ホームページには飲食店だけではなく、周辺の多くの商店を網羅しているのでお店探しにはピンポンと過ぎて都合がよい。

 藁焼とはその名の通り、藁(わら)で焼き上げる調理法で肉だけではなく海産物も提供する。これらにご飯を注文してちょっとぜい沢定食にすることもでき、融通が利くので相談してみると良い。

藁焼三品盛り
藁焼三品盛り

 藁は短時間での勢いある火勢が特徴で、燃料の藁は燃えてしまうので、炭とは違い1回限りの使い切り。素材についた藁が燃える際の香りはスモークされたものに似るが、高温で表面を焼き上げたものは炙りやたたきに似る。

 食材本来の味わいを引き出すのには塩が一番だが、同店では塩を含めた複数のタレを出してくれるので、そのあたりも含めて味わっていただきたい。

距離の割には気軽に行ける!

 前述したように今回のプチ旅で行ったスポットは、最も遠いところで千葉県から橋本で1回乗り換えなので、お一人様でもご家族でも日帰りのプチ旅に出てみてはいかがだろうか。

橋本駅には神奈中のバスが次から次へとやってくるので撮りバスにも良い環境だ!
橋本駅には神奈中のバスが次から次へとやってくるので撮りバスにも良い環境だ!
【画像ギャラリー】はじめての街では路線バスに乗れ!! ~橋本駅発着で酔いしれながら掘り出し物を見つける旅~(24枚)画像ギャラリー

最新号

【9月20日発売】巻頭特集は「東急バス」!! ほか楽しいバスの企画満載の バスマガジン126号!!

【9月20日発売】巻頭特集は「東急バス」!! ほか楽しいバスの企画満載の バスマガジン126号!!

バスマガジン Vol.126は9月20日発売!! 美しい写真と詳細なデータ、大胆な企画と緻密な取材で読者を魅了してやまないバス好きのためのバス総合情報誌だ!!  巻頭の[おじゃまします! バス会社潜入レポート]では、東急バスを特集。東京都から神奈川県において都市部から住宅地、田園地帯まで広いエリアを綿密なネットワークを展開、さらに高速路線バスやエアポートリムジンも大活躍。地域住民の足としてはもちろん、首都圏の動脈ともいえる重要な存在だ。  続く特集は、ついに日本に上陸しさらに種子島での運行が決まった、ヒョンデの電気バス[ELEC CITY TOWN]の試乗インプレッション。日本におけるヒョンデの本拠地である横浜・みなとみらい地区で、徹底的にその性能を確認した。  バスの周辺パーツやシステムを紹介する[バス用品探訪]では、なんと排出ガスからほぼ煤が出なくなるというエンジンオイルを紹介。この画期的な商品「出光アッシュフリー」について、出光で話わ聞いてきた。  そして後半カラー特集では、本誌で毎号、その動向、性能を追跡取材してきた「カルサンe-JEST」。このトルコ製小型電気バスがついに、運行デビューを果たした。その地は長野県伊那市と栃木県那須塩原市。今後の活躍が期待される出発式を紹介する。