家族や少人数のグループで旅の思い出を向かい合わせにならずに共有し、ともに楽しむプロジェクターを試用してみたのでレビューする。バスマガジンの記事なのでバス旅を想定したが、もちろんバス旅に限らずどこへでも持っていけるプロジェクターなので活用方法をライフスタイルに合わせて考えていただきたい。
文/写真:古川智規(バスマガジン編集部)
【画像ギャラリー】家族やグループでのバス旅にはスマホ型プロジェクターを持って出かければみんなで楽しめる!(12枚)画像ギャラリー消費できるところから経済を回す!
なかなか先が見えない自粛モードなので旅行もなかなか行きにくいかもしれないが、せめて家族や少人数のグループでなら対策をしたうえでプチ旅に出かけるのは悪いこととは言えない。
そろそろできる消費活動はしないと交通機関もリゾート地もまずい状況であることだけは確かだ。大都市を抱える鉄道事業者でさえ赤字試算をはじいているのに、バス事業者に至っては仕方がない状況とはいえ、ひとたまりもないのは容易に察しが付く。
温泉やリゾート地については、さんざんテレビや新聞で報道されている通りだ。不要不急の外出は自粛するという趣旨を否定する気は毛頭ないしその通りだが、もう自粛が我慢できない状態であれば、それは精神衛生上よろしくない。
であるならば、もはや不要不急とは言えないだろう。感染対策を実施したうえで家族や少人数グループでちょっとお出かけするのはアリだと考える。
観光地ではめいめいがそれぞれの「映える」写真を撮影してSNSにアップロードしたり、記念写真は後で個別に送ったりするのだろうが、宿に戻り酒を酌み交わして大宴会をするわけにもいかないので、静かに食事を済ませてから適当な壁に向けてプロジェクターで投影を開始する。
スマホ型プロジェクター「カベーニ」
ホームワーキングマザーが販売する「UENO=mono」ブランドのスマホ型プロジェクター「カベーニ」は、スマホとほぼ同じ大きさの小型プロジェクターだ。
電源はUSBから給電できるので専用ACアダプターは必要はなく、スマホ充電器を流用するか手持ちのモバイルバッテリーから給電する。(電源ケーブルだけは付属を持参)
投影する元画像や動画はスマホに保存したものでもいいし、PCからでも構わない。本機にはAndroidOSが内蔵されているので、動画配信サイトやSNSにアップロード済みのものであれば、本機単体で動作するのでもはやスマホすら不要だ。