おどろきの長時間停車!
定刻からやや遅れて東横INN富士山三島駅を出発。一般道から新東名高速道路、東富士五湖道路を経て河口湖へ向かう。晴れているので富士山も綺麗に見ることができた。
週末ということもあり、交通量は多く河口湖周辺は渋滞が発生していた。バスは途中富士急ハイランドで停車した後、河口湖畔にある河口湖音楽と森の美術館に到着した。予定より少し遅れた12時過ぎに到着、ここで13時まで長い休憩時間となった。
周辺には観光施設や飲食店、コンビニがあるので昼食を取るため一旦下車することにした。乗客は全員降りたようだったので、バスもエンジンを切ってドアも施錠したようだ。
しばらく湖畔を散歩したり昼食を買ったりしたあとにバスに戻ってきた。発車の10分前くらいに再びドアが開放となるので、貴重品以外の荷物をバスの中に預けて手ぶらで散策してもいいかもしれない。
出発前に運転手が点呼を行うが1名少ない5名で出発となった。実はダイヤが少々複雑になっており、東横INN富士山三島駅と東横INN富士山大月駅を結ぶバスが1日2往復(平日は1往復)、そして東横INN富士山大月駅からこの河口湖音楽と森の美術館を結ぶバスが2往復(平日は1往復)設定されている。
また通常のバスと違い無料であることから、これをうまく組み合わせれば河口湖での滞在時間を増やすことや午後のバスで東横INN富士山三島駅に戻ること、また先に停車した富士急ハイランドで遊んで再び利用することも可能なようにダイヤが組まれている。
また下車してそのまま違う場所へ向かうことも可能なので、行動の範囲を広げることもできそうだ。それに同じ行路を他のバス会社で利用するとなると、富士急行の特急三島・河口湖ライナーがあるが片道2300円だ。
大月に到着
河口湖音楽と森の美術館を出ると再び富士急ハイランド方面へ。中央道の河口湖インターから大月に向けて走行していく。途中の都留インターを過ぎたところには現在建設中のリニア新幹線の実験線を見ることができる。
さすがに走行している瞬間には出会えなかったが、大月からバスで見学センターへ向かうことも可能なのでぜひ立ち寄ってみたい施設である。
そうして無事に東横INN富士山大月駅にバスは到着。河口湖周辺の渋滞もあり、予定より15分ほど遅れての到着となった。ホテルはJR大月駅の北側にあり、今年3月にオープンしたばかりの新しいホテルだ。
バスの車体にも大きく宣伝が書かれていて、今のところ観光客へのPRを含めて……、ということだろうか。ただJR大月駅には北口がないため鉄道利用のために駅へ向かうとなると、徒歩で7分程度かかってしまうので注意が必要だ。
観光に移動に乗りバスに!
今回は東横インバスの無料送迎バスの乗車記をお届けした。ホテルの壁にも大きく宣伝されているこのバスであるが、どちらかのホテルの利用又は会員登録(東横INNクラブカード入会)が必要ということで、あまり知られていない印象は受けた。(東横INNクラブカード入会はホテルのフロントで受付する必要がある)
とはいえ、うまく利用すれば静岡から山梨へ移動費用無料で抜けることが可能であり、さらに途中下車して河口湖で遊んだり再度乗車して移動したりも可能となれば、これは利用する価値は十分だ。
1つだけ注意を要するのは、ダイヤはあるものの路線バスではなく、あくまでも送迎バス扱いであるため、渋滞や長時間停車がありタイトな旅程での利用は考慮したほうが良いだろう。
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