降車休憩アリ!
渋滞箇所を過ぎるとこの路線では唯一の休憩場所となる足柄サービスエリアに到着した。開放となるので外へ出てみたが車内でずっと過ごしてきたからであろうか、朝の新宿にも劣らないほどに風が冷たく寒く感じた。
ただ駐車場からは雪をまとった富士山の姿を見ることができ、とても感激した。この季節の富士山がとても富士山らしく、とても好きである。日本人の富士山への想いはやはり特別なものがある。
再び出発したバスは裾野インターで東名高速道路を降りて一般道を走行する。裾野市から三島市、そして沼津市へと向かった。国道246号線から国道1号沼津バイパスに入ると沼津駅はもうすぐだ。
筆者はその先にある沼津駅南側の上土(あげつち)バス停で下車した。バスはこの先の沼津港を経由し富士急沼津営業所まで運転を行う。なお今回は途中渋滞箇所を通過したため定刻からは約15分ほど遅れての到着であった。
運行再開路線は要チェック!
今回は都市間高速バスで時間にして約3時間の中距離の乗車であったが、周辺の交通量の多さに気にすることなく安定した運転で安心して乗車を楽しむことができた。
ただこの路線は、同じく同都市間を結んでいる沼津~東京駅線が11月をもって運休した代わりに運転を再開したということもあり、まだ利用者はそれほど戻ってきているようには思わなかった。
またダイヤも特別ダイヤとなっていて、決して使いやすいダイヤにはなっていないかもしれない。それでも確実に着席して目的地まで移動できるメリットは見逃せないのではないかと思う。車窓の富士山を堪能しながら沼津を満喫してみてはいかがだろうか。
コロナ関連で運休していた路線はそのまま休止または廃止になったものもあるが、運行を再開した高速バス路線は沿線住民でない限り認知がされにくい。ぜひ運行再開路線を積極的に利用してバス旅を楽しんでいただきたい。
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