■スーパーハイデッカーの路線バスが?
筆者はここから終点の高岡駅前まで乗車した。本来であれば途中のバス停なので撮影する時間はないのだが、ここで約5分ほど停車するダイヤとなっているので、ある程度は余裕を持って撮ることができた。見た目は高速バスだが路線バスなので乗車する際は整理券を取り座席へと向かう流れだ。出発時に整理券が出なくなるトラブルもあったが、なんとか無事出発に出発した。
高岡駅前までは1時間弱の乗車である。城端駅前を出ると高速道路へ、東海北陸自動車道から北陸自動車道へと入ると高岡砺波インターチェンジで降りた。2015年に完成したETC専用のスマートインターチェンジで、ここから北陸新幹線の新高岡駅を目指すようだ。
手前の砺波インターチェンジでは国道の渋滞を考慮しなくてはいけないからなのか、こちらは田園の中を走行しているので特にストレスなく進めているようだ。駅前の混雑もあり、終点の高岡駅前には定刻よりやや遅れての到着であった。到着後の点検を終えるとバスは市街地の中へ消えていった。
■新幹線抜きでも楽しめる!
今回は愛知県の名古屋から富山県へ、そして城端を観光して高岡まで抜けるルートでバスに乗車した。あいにく天候には恵まれなかったが、観光シーズンであれば南砺市では雄大な北アルプスの山々を車窓から望むことができ、また今回は逆向きなので乗車しなかったが、五箇山や白川郷という世界遺産を訪ねるルートで観光を楽しむのもいいのではないだろうか。
ちなみに南砺市での移動では城端サービスエリアから南砺市営バスに乗車したが、うまく連絡している点はありがたかった。城端地区をはじめ、市内広域で路線バスネットワークがあるようで、南北でも東西でも行き来が楽にできそうであった。
ただし、土日運休や特定日運行という路線もあるので、事前に調べてから乗車した方がよい。そしてアニメファンであれば、放送から15年経ち未だ人気である作品「true tears」の舞台を散策しに(いわゆる聖地巡礼)ぜひ高岡や南砺をラッピングバスで巡ってみてはいかがだろうか。
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