■途中はスルーします
留萌旭川線は、旭川〜深川〜留萌を繋ぐ一般道の国道233号線をメインルートに走行する。廃線になった留萌本線の区間には7駅あったが、このバスがカバーしているのは5駅。
深川を出て少し進むと、国道233号線が線路から大きく離れるためで、そのエリアに位置している駅にはルートの都合で立ち寄れないわけだ。
山の中にポツリとあった留萌線の交換駅「峠下」のあたりから国道が線路沿いに合流して、その後は留萌まで寄り添うように進んでいく。
2023年に廃線になったばかりなので、2024年現在のところ、踏切だった箇所を除いて大半の線路跡が残されている。バスに乗るとその様子が観察できて、文化史を偲ぶ楽しい車中が過ごせるかも。
■駅がなくなっても駅前
旧・留萌駅に最も近いバス停は、駅跡から150mほど離れた「留萌駅前」で、廃線になった今も変わらず駅前を名乗っている。深川十字街〜留萌駅間までの所要時間は1時間9分、運賃は1,100円だ。
留萌には宿泊施設が複数あり、飲食店も豊富ゆえ観光の宿泊先に選ぶのも丁度いい。バスを使って長い旅路の情緒を味わいつつ、日本海に面した夕日が自慢の港町を目指すのも貴重な経験になるはずだ。
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