■しずてつジャストラインの静岡大阪線
そうしているうちに21時発の西船橋駅行きバスが出発すると、すぐ後ろで待機していたバスが入ってきた。これが今回乗車するしずてつジャストラインの静岡大阪線、京都・大阪ライナーである。周りの人が集まってきて受付が始まると筆者もすぐ並んで受付を済ませた。
手荷物の預かりについては最初は荷棚の方へという案内をされたが、どうしても入らなかったのでお願いするとトランクの方に入れてもらえた。大きい荷物や万博のお土産がたくさんある時でも対応してもらそうなのでありがたいところだ。ここからの乗車は5~6人といったところで、定刻になるとバスは出発した。
■乗降地多め!
まだ21時を過ぎたところということもあり、車内は減光されることもなく車内アナウンスも通常のように流れている。筆者が座ったのは3Cという座席で運転席側の窓側であったがどうもレイアウトが違う。インターネットサイトで座席マップを見ながら選択したのだが、その画面では車両中央部にあるトイレの前が3Cだったのに実際乗ってみるとトイレの後ろが3Cとなっていた。
実際の配置と違う場合があるというのはサイトでも明記されていることだが、実際にそういったことに出くわしたのは初めてだったので驚いた。車内には行き先などを表示するモニターが前方とこのトイレの入口上部にあるため、ここからだととても見やすくそれはよかったのだが、トイレへ下りていく通路が目の前であるため足が伸ばせない。もう1つ後ろにしておけばよかったとやや後悔することになった。
その行き先表示を見るとこのバスはまだまだあちこちに立ち寄って行くようだ。次はUSJへ、その後は大阪駅、新大阪駅などを経て京都駅、そして名神高速道路の京都深草バス停まで乗車扱いを行うようだ。予定では京都深草23時45分発ということなのでまだ2時間半以上はこのまま走ることになりそうだ。
各所で数人ずつの乗車があり進んでいくが、USJや大阪駅で多く乗車するのではと思ったので意外だったが、最後の京都駅で多くの乗車がありその辺りから静岡へという需要があるというのが分かった。
最後の京都深草では乗車がなく、定刻を待って出発となった。改めて車内やこの先の停車場所案内があった後、この先の草津パーキングエリアで休憩を取るということもアナウンスされた。日付を過ぎて少し、0時10分ごろに草津パーキングエリアに到着した。案内によると乗客が降りて休憩ができるのはここだけということだったので多くの人が降りていった。
筆者も降りて休憩したが、周りはずらっと夜行バスが並ぶ。関西方面から出発したバスがほとんどなのだと思うが、この辺りで1回目の休憩という拠点になっているのだろうか。ツアーバスからJRバス関東のグランドリーム、また全室個室というハイグレードな車両である関東バスのDRAEM SLEEPERも休憩のため停車している姿が見られた。金額もなかなかであるが、予約の取りにくいバスでもあるので一度は乗ってみたいバスである。
■降車休憩は1回
バスに戻ると乗務員が人数の確認のため車内を行き来する。通常であれば1度で済むものなのだが何度も数えなおしている。出発時刻から数分遅れて1人が乗ってくると乗務員から注意を受けていた。この夜行バスに限らずであるが、昼行の高速バスでも予約して座席を確保しているからといってバスがいつまでも待っているというわけではない。
各バス会社にサイトにも記載されているはずだが、バスは出発時刻になるとたとえ予約リストに未乗車の名前があっても出発してしまう。これは休憩場所でも同じで、出入口に何時に出発するかカードが置かれている。
この時間には必ず戻るよう気をつけていただきたい。先ほどのように確認に時間が取られるほか、他の乗客にも迷惑のかかることであるので降車の際に出発時間の確認はしてほしい。
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