協調性に欠けている!? 神奈川県バス事業者の方向幕は系統番号に統一感がない!!

 深夜バスのコマは緑ベタである。虹が丘・東山田両営業所管内では経由地違いで黒ベタや青ベタコマを採用している。

●箱根登山鉄道バス

 小田原市を中心に箱根方面に路線を持つ箱根登山鉄道バスの方向幕は、カラーベタコマは無いものの経由地書きの青文字を駆使した様々なレイアウトが存在する。

 ローマ字の有無や書体の新旧が混在しており、さらに貸切格下車改造車や中古車は表示機のメーカーなど、機種が異なるため幕単体で見れば実に多種多様である。

 基本はオージ製の穴検知式表示機であるが、貸切改造車は箔検知式表示機を装備する。また中古車にはその元事業者の表示機をそのまま使用していたため、交通電業社式も多数存在する。

●富士急湘南バス

 富士急行グループである同社は新松田・山北周辺を運行エリアとする。方向幕はグループ共通で、以前より濃い藍色をメインに緑色で系統番号やローマ字併記で書かれている。

 富士急では全体的に、ローマ字は下ではなく上に書かれるのが大きな特徴だ。オージ製穴検知式表示機を採用し、目押しによる3点連動式を採用する。

 K-車から幕の大型化が行われており、側面幕もワイド型になった。この時期で側面ワイド幕を採用していた事業者はまだ少なかった。

【画像ギャラリー】良く言えば自由!! 事業者によって系統番号がバラバラという神奈川県の個性派方向幕!!(15枚)画像ギャラリー

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