■バスの耐用年数はずばり、エンドレス
先述の200万km走破の三菱ふそうのバスは都市部ではあまり見かけないと思います。三菱ふそう自体が路線バスの製造を縮小したこともありますが、年々厳しくなる環境性能に合わせて、Jバス(現在の路線バスの主要メーカー)の新型車に順次置き換わっているからです。
地方のバス会社が新車を導入する場合も、Jバス製が主流です。その新型車の耐用年数は、正直わかりません。何せ導入されて数年しか経っておらず、100万kmを超えるようなバスは稀だからです。
ただ、メーカーもバスの耐用年数については多くのシミュレーションをしており、耐用年数は乗用車の比ではありません。Jバス製の新型車も10万km、20万km、30万kmと元気に走っています。経年劣化による故障や寿命なんて、とても考えられません。
もちろん新型車の整備のスパンも従来の通りで問題ないようです。トラブルで整備のピットに長く寝ているようなこともありません。当然昔より製造技術も整備技術も進歩しているので、従来型車よりもビンビン走ってくれます。
運転手も安心してハンドルを握れるというわけです。何より新型車を使うと、子供たちが喜んで乗ってくれるような気がしますね。
長くバスに乗っていると、愛着が湧いてきますし、洗車をしてあげると、バスも喜んでいるような気がします。バスの耐用年数はエンドレス。きちんと手をかければ、300万kmオーバーも夢ではないでしょう。
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