鉄道と違う!! バス停名の多言語表記パターンありすぎ問題 

韓国語でも直訳はある

 先述の「~入口」を英語でEntranceと訳しているならば、車内のモニターで案内する多言語の一つである韓国語はどうなっているのかと思って見てみると、やはり入口を表す韓国語の「イプク」とハングルで表記されていた。

 韓国人にはわかりやすいのだろうが、日本人に聞かれても案内には困るだろうし乗車の際に運転士に「イプク」と聞いてもわからないだろう。ちなみに駅は韓国語で「ヤク(ヨク)」と言いそのように記載されている例もある。中国語では「站」と表記する。

 どちらの表記法も見る側の立場により一長一短なので、正解の判断は容易ではない。使う人の判断によるしかないだろう。

 しかし事業者によりまちまちなのは混乱のもとであろうし、そうでなくても外国人や旅行者には使いにくい路線バスを気持ちよく便利に使ってもらおうとすれば、今後は多言語案内について統一的な基準は必要ではないだろうか。

【画像ギャラリー】停留所名の多言語表記はどちらがいい?(2枚)画像ギャラリー

最新号

【6月23日発売】巻頭特集は「会津乗合自動車」!! ほか楽しいバスの企画満載の バスマガジン129号!!

【6月23日発売】巻頭特集は「会津乗合自動車」!! ほか楽しいバスの企画満載の バスマガジン129号!!

バスマガジン Vol.129は6月23日発売!! 美しい写真と詳細なデータ、大胆な企画と緻密な取材で読者を魅了してやまないバス好きのためのバス総合情報誌だ!!  巻頭の[おじゃまします! バス会社潜入レポート]では、会津乗合自動車を特集。同社は福島県の約4割の面積を占める会津地方を営業区域とし、路線は会津盆地の若松・坂下・喜多方を拠点に、平野部の住宅地域から中山間地域へ広がるほか、東部の猪苗代・郡山湖南地区と南部の田島地区にも路線を有している。