■神話の生き物が社章に!!〜カラス〜
和歌山県の南寄りでバスを運行する熊野御坊南海バスの車両にも、ある種の動物をもとにしたマークが掲げられる。こちらはよりフォーマルな社章での起用だ。
熊野御坊南海バスの社章となった動物の正体、それは「八咫烏(やたがらす)」と呼ばれる、神話に登場する有難いカラスだ。
太陽の化身と言われ、3本の脚を持つ。神武天皇を熊野から奈良まで案内したという伝説から、八咫烏もまた導きの神様として信仰されている。
同社の一般路線バスや貸切バス車両の正面に注目すると、八咫烏をシンボライズした黒地に金色の社章が確認できる。
バス車両の導入時期によって八咫烏のデザインが異なり、古めのほうがやや抽象的、最近のものはディテールが細かい。正面を向き翼を広げた構図は同じだ。
今回の3種類のみならず、犬、龍、カンガルー、マンガのキャラまで範囲に入れると白いライオンなど、バスマークにはバラエティあふれる動物が起用されている。その他どんな動物系バスマークに出会えるのか興味深いところだ。
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