おなじみの生き物から神様系まで!? 動物系バスマークの種類がありすぎる!!

■神話の生き物が社章に!!〜カラス〜

 和歌山県の南寄りでバスを運行する熊野御坊南海バスの車両にも、ある種の動物をもとにしたマークが掲げられる。こちらはよりフォーマルな社章での起用だ。

 熊野御坊南海バスの社章となった動物の正体、それは「八咫烏(やたがらす)」と呼ばれる、神話に登場する有難いカラスだ。

最近の熊野御坊南海バスに取り付けられている八咫烏
最近の熊野御坊南海バスに取り付けられている八咫烏

 太陽の化身と言われ、3本の脚を持つ。神武天皇を熊野から奈良まで案内したという伝説から、八咫烏もまた導きの神様として信仰されている。

 同社の一般路線バスや貸切バス車両の正面に注目すると、八咫烏をシンボライズした黒地に金色の社章が確認できる。

 バス車両の導入時期によって八咫烏のデザインが異なり、古めのほうがやや抽象的、最近のものはディテールが細かい。正面を向き翼を広げた構図は同じだ。

 今回の3種類のみならず、犬、龍、カンガルー、マンガのキャラまで範囲に入れると白いライオンなど、バスマークにはバラエティあふれる動物が起用されている。その他どんな動物系バスマークに出会えるのか興味深いところだ。

【画像ギャラリー】動物系バスマーク観察記(7枚)画像ギャラリー

最新号

【6月23日発売】巻頭特集は「会津乗合自動車」!! ほか楽しいバスの企画満載の バスマガジン129号!!

【6月23日発売】巻頭特集は「会津乗合自動車」!! ほか楽しいバスの企画満載の バスマガジン129号!!

バスマガジン Vol.129は6月23日発売!! 美しい写真と詳細なデータ、大胆な企画と緻密な取材で読者を魅了してやまないバス好きのためのバス総合情報誌だ!!  巻頭の[おじゃまします! バス会社潜入レポート]では、会津乗合自動車を特集。同社は福島県の約4割の面積を占める会津地方を営業区域とし、路線は会津盆地の若松・坂下・喜多方を拠点に、平野部の住宅地域から中山間地域へ広がるほか、東部の猪苗代・郡山湖南地区と南部の田島地区にも路線を有している。