■あのクルマが目立つよね?
ところで、BRTを観察していると、車体を2つ繋げた連節バスが使われている割合が物凄く高い気がしてくる。本当に連節バスを頻繁に見かけるため、BRT走るところに連節バスあり、と言わんばかりの目立ちようだ。
もちろんノーマルな一般路線バス車両を使ったBRTもあるのだが、もしかして、どこのBRTにも最低1台は連節バスが登録されている!? ふと疑問に思って軽くリサーチしてみることにした。
その結果、31路線のうち連節バスを使用しているのは21路線。21/31路線で68%の割合だった。ここで興味深かったのが、専用道路を経由するBRTで連節バスを使用している路線は皆無という点。
反面、一般道を走るBRTでの連節バス率は、21/23路線の91%と圧倒的な数値を叩き出した。それほど高いなら良く見かけるのも頷ける。
BRTの条件にある「輸送力」を求める際、一般的なバス車両を複数台用意して高頻度で走らせるか、定員の大きい車両を入れて一度に多くの利用者を運ぶかの2通りが選べる。
現在のところ、利用者がより多くなる街中の一般道を走るBRTでは、後者が好まれる傾向が非常に強いようで、その場合は通常のバスの約1.5倍・定員120〜130名程度の連節バスが適任というわけだ。
BRTの連節バス率は100%ではなかったが、連節バスがBRTという次世代のバスシステムを象徴する牽引役を担っているのは確かだ。
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