「武蔵○○」「越後●●」etc……駅前バス停の名前は鉄道の駅名に合わせてあるってマジ?

■スキーと温泉の行楽地・越後湯沢駅

 3つ目が、その昔は東京方面から日本海側へ鉄道で抜けるための一大要衝で、スキーや温泉目的の観光にも手頃な、新潟県の越後湯沢駅だ。

各方面へ向かう路線のバス停がまとまって置かれている越後湯沢駅東口
各方面へ向かう路線のバス停がまとまって置かれている越後湯沢駅東口

 現在の越後湯沢駅は、南魚沼郡湯沢町大字湯沢主水に位置している。JR上越新幹線と上越線のほか、北越急行ほくほく線の列車が乗り入れてくる。

 開業は1925年で、当時既に秋田県の湯沢市を通っていた現・奥羽本線上に、1905年開業の湯沢駅があったため、新潟県の湯沢の駅には旧国名の越後国から取った“越後”が付け足されている。

 そんな越後湯沢駅の前には、西口と東口の2カ所に分かれている出入口のうち、東口にロータリーとバス乗り場が置かれていて、南越後観光バスの運行する路線バスなどがやって来る。

バス停に「越後」はつきません
バス停に「越後」はつきません

 果たして越後湯沢駅前のバス停名は鉄道駅と同じなのか!? 停留所標識に目を凝らすと「湯沢駅前」と記されていた。バス事業者が設定したフォーマルな名称はこれのようだ。

■あくまで地名ベースが基本?

 今回の3カ所では、どの場所も鉄道駅の名前とバス停名称に直接の関係はなく、基本的に地名+施設名をベースにしたものが使われていた。

 バスの場合、ローカルでも全国レベルでも、同じ名前の停留所は星の数ほどある印象で、鉄道駅のように重複に留意する必要はないのかも知れない。

【画像ギャラリー】旧国名つき駅 vs. 駅前バス停名(10枚)画像ギャラリー

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