■北の大地に黄色いバスあり!
続いて注目するのは北海道・十勝地方。帯広エリアを中心に幅広い路線バスネットワークを広げるのが、地元の民営バス事業者の十勝バスだ。
この十勝バスでは、一般路線バス/高速(都市間)バス車両ともに明るい黄色が標準塗装になっている。
『帯広市史(1960)』によれば、昭和初期の頃、十勝バスの前身である十勝自動車合資会社がバス車両を導入した際、ボディを赤く塗装していた。
ところが道庁から、この赤色が「消防車と紛らわしい」とのクレームが付き、黄色く塗り替えたのが今日のボディカラーのルーツと言われる。
今や北海道で黄色いバスといえば、十勝バスをイメージするほど地に足のついたトレードカラーとなっている。
■コレクション性の高いテーマか
ひとまず、はとバスと十勝バスは、日本国内を走る黄色いバスの中でもメジャーどころの存在だと思って良さそうだ。
しかし、全国をくまなく探せば、前述の条件を満たした黄色いバスというのも、大小含めてまだまだ出てきそうな気がする。
黄色くなった所以はともあれ、黄色いバスは「無さそうで有る」のか、それとも「有りそうで無い」のか、出かけて見つけて記録に残す、なかなかコレクション性の高いバス趣味のテーマになるかも!?
【画像ギャラリー】爽やかに主張!! 日本の黄色いバス(10枚)画像ギャラリー
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