■乗り場はすぐに分かった
2025年の3月、鳥取駅で山陰本線の列車に乗り換える際に3時間ほど待ち時間ができ、そういえば鳥取砂丘には行ったことないな、と思い、ちょっとバスに乗って砂丘の様子を見に行こうと決めた。
天候は小雨。砂丘方面へのバスは、鳥取駅北口のバスターミナルから出ているとのこと。ターミナルの近くへ足を運ぶと、どれが砂丘行きのバス乗り場かすぐに分かった。
乗り場は「0番」。そこだけ物凄く行列していたので、まあ砂丘行きで間違いないだろうと踏んだら、やっぱり正解だった。
春休み期間中の金曜日。卒業旅行、家族旅行、インバウンド、ヒマなバスマニアの中年等々、あらゆるタイプの観光客が砂丘を目指すべくバスを待つ。
■“波”がある模様
当日は鳥取駅10:50発の便を利用した。並んでいる際に他のお客さんが「バス大きいのかな?」とお話をしていて、そういえばどの種類のバス車両が来るのか一切気にしていなかった。
この行列でまさか日野ポンチョはないハズなので、大型のいすゞエルガあたりか、と予想を巡らせていて、やって来たのは日ノ丸自動車受け持ちの中型路線車・日野レインボーだった。
定員60名クラス……この行列で中型はちょっとキツそうな感じがして、思った通り車内はギッチギチに。積み残しが出なかったのは幸い。
まあ何とか中型路線車で賄えている、とも言えるけれど、あと1本増発すれば穏やかになりそうだね、がその場で思った率直な感想。
終点までの所要時間は約22分、運賃が380円の後払い方式。現金しか使えないため、利用が集中している便では両替希望が連続すると降りるまで少々時間がかかる。
10分ほど遅れて終点の「砂丘会館」バス停に着いた。折り返し便の次のバスは12:00発。砂丘を見学する時間を含めると、ちょっと忙しいか。
その次は13:00発で、これに乗れば次に利用する鳥取駅発のJR線特急に間に合う。じゃあ13時発にしようと周辺散策をして、出発20分前くらいにバス停の前へ行くと、既に長蛇の列ができていた。
単純に鳥取駅10:50発のバスを利用した人が、そのまま砂丘13:00発の便で帰る形だった。砂丘見学:90分という持ち時間も丁度よかったのかも。
12:00発の鳥取駅行きは空いていたので、どうやらこの路線、だいぶ“波”があるとみた。帰りは日本交通受け持ちの便で、こちらも中型路線車が使われていたのは日ノ丸自動車と共通だ。運賃も同じ380円。
■こんな行き方もアリ
鳥取駅のバスターミナル0番乗り場の標識の下のほうに、砂丘には3番乗り場から出る「32、32H、33系統」でも行ける、と書かれていたのに後で気付いた。
鳥取駅発の32、32H、33系統の行き先は「長谷橋」もしくは「蕪島(かぶらしま)」。途中、砂丘への出入口交差点近くに置かれた「砂丘東口」で降りて、やや坂道ではあるが600mくらい歩くと、砂丘会館のほうまで行ける。
当日訪問時、32、32H、33系統を選んだ砂丘観光のお客さんは殆どいなかったと思うが、坂道を歩くのが平気かつ天気が良ければ、軽く念頭に入れておいてもアリな行き方かも。
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