■見逃せない中型路線車
三菱ふそうでもう1車種、忘れてはいけないのが、中型車のエアロミディだ。以前は、自社導入の車両を大量に入れていたほか、エアロスターと同様に神奈中からの移籍も多かった。
しかしエアロミディなどに押され、最近は少々数を減らしているようだ。見かけた車両の中には、一般的な福島交通の色とは異なる、緑とクリームをベースにした「低床カラー」と呼ばれる特別な仕様も見られた。
他メーカーで見てみると、J-BUSグループの車両ばかりだが、自社発注車は中型のエアロミディが中心の様子で、大型車は首都圏事業社からの移籍車両ばかりだ。
乗降客数、導入コストなどを考えれば、それも自然の流れと言えるだろう。古い車両が多い三菱ふそうの車両と比較して、低経年車が多い印象を受けるが、2009年頃までほぼ三菱ふそう一択で導入されていたことを考えれば、それより新しい車両ばかりが在籍している理由も納得ができる。
■“転職”チーム盛りだくさん!
そう、たびたび話題となる、エルガの前モデルとなるいすゞキュービックは、ここ福島では残念ながら見ることができない。
ただし、自社発注の多い中型車に比べ、大型車は移籍車が多く、東京都交通局や小田急から来た車両が活躍している。
他に、最近では珍しくなった中型ロングの日野レインボーHRも見られた。かつては首都圏事業社へ大量導入されていたが、その車両が流れてきたようで、福島交通には京王バスや川崎鶴見臨港バスからの車両が見られた。
どうしても最古参の車両へ目が行ってしまうが、それ以外にも徐々に希少となりつつある、個性的な「準古参」の車両にも注目しておいた方が良さそうだ。
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