乗り物酔いは本当にツライ!! 自衛手段と予防薬を薬剤師に聞いてきた!!

最後は薬に頼る。薬剤師に直撃っ!!

 最終手段は酔い止めの薬に頼ることになるが、これについては専門家である薬剤師に意見を求めた。

連節車は前の車両一択か!
連節車は前の車両一択か!

 (薬剤師のおはなし)乗り物酔い用のお薬は、「酔い止め薬」として薬局やドラッグストアなどで気軽に購入することができます。

スーパーハイデッカーは全高が高いのでノイズが伝わりにくい前輪の上か?
スーパーハイデッカーは全高が高いのでノイズが伝わりにくい前輪の上か?

 乗り物酔いは感覚器官と脳との情報に差があったときに起こりうる症状で、お薬での根本治療はありません。しかし慣れることができるため、バスに乗る機会が多くなれば、酔うことがなくなることもあるようです。(記者注:バスマニアが酔いにくいのは乗りまくって慣れているため?)

ポンチョはバス特有の揺れは少ないのでどこでも大丈夫!
ポンチョはバス特有の揺れは少ないのでどこでも大丈夫!

 そのためお薬で出来ることは乗り物酔いによって生じる症状の緩和です。酔い止めのお薬に配合されている成分は酔ってからでも効果は得られますが、できれば乗車する30分から1時間ほど前に服用しておくのが効果的です。

夜行ならさっさと眠ってしまう!
夜行ならさっさと眠ってしまう!

 酔い止めのお薬に配合されている成分は、眠くなりやすいという特徴を持っているものが多いです。そのため移動中も楽しみたいという方は、購入の際に薬剤師または登録販売者に相談してみてください。各自にあった酔い止めのお薬を紹介してくれるはずです。

ノンステップ路線車なら前輪の後ろが最適
ノンステップ路線車なら前輪の後ろが最適

万全な対策で楽しいバス旅を!

 以上のように、乗り物に弱い方がスマホや読書というのはもってのほかだとしても、少し工夫して座席選びや喫食を検討し、正しく医薬品を用いることにより症状は克服することができるので、安くて目的地に直付けの楽しいバス旅を満喫していただきたい。

 いっそのこと、バスマニアになり、乗りまくったうえで慣れるのもひとつの方法だとはいえるが、そこは趣味と体調の問題なので自己責任で。

【画像ギャラリー】バス酔いにはジンジャーエール?薬剤師に酔い止め薬について聞いてみた!(10枚)画像ギャラリー

最新号

【9月20日発売】巻頭特集は「東急バス」!! ほか楽しいバスの企画満載の バスマガジン126号!!

【9月20日発売】巻頭特集は「東急バス」!! ほか楽しいバスの企画満載の バスマガジン126号!!

バスマガジン Vol.126は9月20日発売!! 美しい写真と詳細なデータ、大胆な企画と緻密な取材で読者を魅了してやまないバス好きのためのバス総合情報誌だ!!  巻頭の[おじゃまします! バス会社潜入レポート]では、東急バスを特集。東京都から神奈川県において都市部から住宅地、田園地帯まで広いエリアを綿密なネットワークを展開、さらに高速路線バスやエアポートリムジンも大活躍。地域住民の足としてはもちろん、首都圏の動脈ともいえる重要な存在だ。  続く特集は、ついに日本に上陸しさらに種子島での運行が決まった、ヒョンデの電気バス[ELEC CITY TOWN]の試乗インプレッション。日本におけるヒョンデの本拠地である横浜・みなとみらい地区で、徹底的にその性能を確認した。  バスの周辺パーツやシステムを紹介する[バス用品探訪]では、なんと排出ガスからほぼ煤が出なくなるというエンジンオイルを紹介。この画期的な商品「出光アッシュフリー」について、出光で話わ聞いてきた。  そして後半カラー特集では、本誌で毎号、その動向、性能を追跡取材してきた「カルサンe-JEST」。このトルコ製小型電気バスがついに、運行デビューを果たした。その地は長野県伊那市と栃木県那須塩原市。今後の活躍が期待される出発式を紹介する。