コミュニティバスという選択もあるが……
最近ではコミュニティバスにより何とか生活の足を維持するケースが多くなっているが、ほとんどは自治体の持ち出しによる赤字前提の路線であることから、最終的にその費用は住民が負担することになる。
路線バスにしても同様で、公営でも民営でも自治体の補助金で路線を維持しているケースも決して少なくない。これら生活の足を合理化で切り捨ててしまうことは簡単だが果たしてそれでいいのかという将来への命題を、久しく使われてこなかった「営業係数」で投げかけた形なのかもしれない。
自分は車があるからバスは要らないと思っていても、子供ができれば通学に、あるいは自分が高齢者になれば車の運転はできず公共交通機関に頼ることになる。何かと持続性が叫ばれる昨今だが、公共交通機関の持続性についても居住する地域の事情に合わせて住民一人ひとりが考えるよい機会なのだろう。
【画像ギャラリー】ギリギリでも公共交通の意地がある!! 鹿児島市交通局が公開した全路線バス営業係数リスト(7枚)画像ギャラリー