バスのシートが盾になる場合がある
次に刃物からの防御だが、基本的には自分のカバンやリュックで防ぐことになるだろう。鉄道と同様にシートの座面が外せる車両もあるので、時間的な余裕があればそれを盾に防御することも考えられる。
いずれも暴漢を前提にした設備ではないが、使えるものは使い身を守るしかないだろう。バスに乗ってもスマホや音楽に没頭するのではなく、絶えず周囲の変化に即応できる心の余裕が必要だということだろうか。
公共の安全・治安を維持するための議論は待ったなし!
つい先日、JR東日本が防犯カメラと顔認証技術で不審者を検知するのに、検知対象として過去に重大な犯罪を犯した人を含めていたことがプライバシー保護の観点から問題になり時期尚早を理由に取りやめになる騒ぎがあったばかりだ。
実施の是非は別としても、地下鉄に乗るだけでもX線荷物検査や金属探知機をくぐる必要がある国がある中で、日本における公共の安全はプライバシーと治安がトレードオフの関係に向かっている様相すらある。目の前の安全を確保するという現実を踏まえて議論される必要があるのではないだろうか。
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