■決済方法は乱立しているが交通ではいまだに揺るぎない地位
交通系ICカードは全国相互利用が確立してからは発行個所や会社を気にすることなく、残高さえあれば全国どこの導入済み交通機関でもキャッシュレスで乗車できるほか、電子マネーで買い物もできるので定期乗車券を含めて持ってない方の方が少なくなってきている。
昨今ではQRコードを用いた決済やクレジットカードのICを利用した決済等が鉄道から順次導入されつつある。
路線バスでは全車両の運賃箱を取り換える必要があるために簡単ではないものの、運賃収受の機会が少ない高速バスや定期観光バス等ではデジタル乗車券のほかに、運転士の端末で決済ができることから順次導入されつつある。
それでも日常使いでは定期券や運賃支払いの他に1日乗車券が電子発行できる等のメリットがあるICカード乗車券がいまだに優勢だ。スマホやカードのチップ内情報を無線で通信するために、基本的には券面デザインは物理カードでもデジタルでも関係なく、QRコードもないことから人に見せる必要がないどころか自分で見る機会すら少ない。
それでもデジタル限定とはいえ、記念カードを導入して特別デザインのものを配布するのは一種の遊び心であり、愛着を持って利用してもらおうという事業者の考えが見える。
限定の記念デザインなので「いつでも自由に着せ替え」というわけにはいかないが、バス乗車中に所有するカードやデジタル券面のデザインを見て限定着せ替えを検討してみてはいかがだろうか。
【画像ギャラリー】3種類の記念PASMOをモバイルで順次発行!(5枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方