「バスまつり 2024 in 東京ビッグサイト」で都営バスに新系統が登場するってマジ?

「バスまつり 2024 in 東京ビッグサイト」で都営バスに新系統が登場するってマジ?

都営バスでは9月20日の「バスの日」にちなみ「バスまつり 2024 in 東京ビッグサイト 都営バス 100周年&みんくる25周年 W記念祭」を開催する。バスまつりは2019年に豊洲市場内で開催して以来、じつに5年ぶりの開催だ。イベントの一部を紹介しよう。

文:古川智規(バスマガジン編集部)
(詳細写真は記事末尾の画像ギャラリーからご覧いただくか、写真付き記事はバスマガジンWEBまたはベストカーWEBでご覧ください)

■貴重な車両展示も!

貴重な「円太郎バス」
貴重な「円太郎バス」

 今回の開催は、重要文化財「円太郎バス」の13年ぶりの公開展示や車両撮影会、運転席での記念撮影のほか、みんくるフォトスポットやみんくるグッズだらけの「みんくるの小部屋」を始めとしたみんくるコーナーやみんくる新グッズの販売など、家族連れからみんくるファンまで楽しめる企画が盛りだくさんだ。

 開催日時は、10月5日(土)10:00~15:00で、最終入場は14:30。入場は無料で、雨天決行・荒天中止となっている。会場は、東京ビッグサイト 東7ホールだが、アクセス方法にある「系統」が運行される。

 鉄道利用の場合は、りんかい線「国際展示場」駅から徒歩16分。または、ゆりかもめ「東京ビッグサイト」駅から徒歩12分である。

■「祭100」系統?

祭100系統が登場!
祭100系統が登場!

 都営バスでのアクセスは、都営バスの東京ビッグサイト停留所(「東 16」系統、「都 05-2」系統、「門 19」系統)から徒歩10分。また東京ビッグサイト駅前停留所(「急行 05」系統、「急行 06」系統)からも徒歩10分だ。

 またイベント当日限定の臨時バスが運転され、特別に「祭100」系統が登場する。この祭100系統は無料シャトルバスではないので、通常の都営バスと同様に有料だ。運行経路は、往路が国立がん研究センター前(大江戸線築地市場駅)⇒ 勝どき駅前(大江戸線勝どき駅)⇒東京ビッグサイト東棟バスまつり会場。

 復路が、東京ビッグサイト東棟バスまつり会場⇒国立がん研究センター前⇒勝どき駅前である。運行頻度等は発表されていないが、乗るのも撮るのも良さそうだ。都営バスの場合はシャッタースピードを1/125秒に設定すれば方向表示器の文字がきれいに写るはずだ。

■イベントの一部を紹介

位置関係図
位置関係図

 重要文化財「円太郎バス」の公開展示では、100年前に交通局の前身である東京市電気局がバス事業を開始するきっかけとなった車両であるとともに、震災後の東京の復興を支えた現存する日本最古のバス車両である通称「円太郎バス」(2020 年9月重要文化財指定)を都営バス100周年を記念し特別に展示する。

 一般公開は、平成23年7月から9月に江戸東京博物館において開催した「東京の交通100年博」以来13年ぶりとなり、重要文化財に指定されて以降は初めてだ。

 期待のバス車両展示では、ノンステップバスをはじめ、燃料電池バスやフルフラットバスのほか、みんくるラッピングバスなど、都営バスの様々な車両が勢ぞろい。さらに運転訓練車も展示する。運転席での記念撮影や、バス車両避難扉の通り抜け体験等も行う。

 なお、9:00 から9:40 までの間は、車両撮影会としてアーリー入場を行う。詳細はバスまつり2024特設ページで公開される。

■スジ屋になれる?

 バス部品やグッズ販売はバスイベントの定番で、もちろん今回も行われるが、ちょっと変わったイベントとしては「バスダイヤ引き講習コーナー」というのがある。

 これは、都営バスのダイヤを引く体験講習会を実施するもの。実際に引いたダイヤはその場でプレゼントされる。参加には整理券が必要で、詳細は特設ホームページで案内される。あなたもスジ屋になれるチャンスかもしれないので、10月5日は祭100系統でビッグサイトにGOだ。

【画像ギャラリー】「バスまつり 2024 in 東京ビッグサイト」で都営バスに新系統が登場?(9枚)画像ギャラリー

最新号

【9月20日発売】巻頭特集は「東急バス」!! ほか楽しいバスの企画満載の バスマガジン126号!!

【9月20日発売】巻頭特集は「東急バス」!! ほか楽しいバスの企画満載の バスマガジン126号!!

バスマガジン Vol.126は9月20日発売!! 美しい写真と詳細なデータ、大胆な企画と緻密な取材で読者を魅了してやまないバス好きのためのバス総合情報誌だ!!  巻頭の[おじゃまします! バス会社潜入レポート]では、東急バスを特集。東京都から神奈川県において都市部から住宅地、田園地帯まで広いエリアを綿密なネットワークを展開、さらに高速路線バスやエアポートリムジンも大活躍。地域住民の足としてはもちろん、首都圏の動脈ともいえる重要な存在だ。  続く特集は、ついに日本に上陸しさらに種子島での運行が決まった、ヒョンデの電気バス[ELEC CITY TOWN]の試乗インプレッション。日本におけるヒョンデの本拠地である横浜・みなとみらい地区で、徹底的にその性能を確認した。  バスの周辺パーツやシステムを紹介する[バス用品探訪]では、なんと排出ガスからほぼ煤が出なくなるというエンジンオイルを紹介。この画期的な商品「出光アッシュフリー」について、出光で話わ聞いてきた。  そして後半カラー特集では、本誌で毎号、その動向、性能を追跡取材してきた「カルサンe-JEST」。このトルコ製小型電気バスがついに、運行デビューを果たした。その地は長野県伊那市と栃木県那須塩原市。今後の活躍が期待される出発式を紹介する。