スーパーハイデッカーには専用の脱出口が!
床の位置が高いハイデッカー車やスーパーハイデッカー車は、当然窓から地面までかなりの高さがあるため、開閉可能な窓から脱出できる人は限られてしまう。梯子などを備えた専用の脱出口から出るのがベストなのだが、状況判断が必要になるだろう。
バスとは異なるが、例えば旅客機が緊急に着陸した際に緊急脱出の可能性があれば、通常は着陸して滑走路から離脱するとたたんでしまう低速度でも揚力を保つことができる翼の高揚力装置(フラップ)をいっぱいに展開したままにしておく。
これは窓から脱出が必要になった際に、翼から地上に飛び降りることになるが、フラップをすべり台のように使用して高所からの脱出において負傷を少なくするためだ。翼の上に搭乗する際には離着陸時に翼の後ろ側が滑り台のように見えるほど広がっているのでご覧いただきたい。
費用面では開かないほうが安い!
バスの話に戻るが、費用面では窓が開かないほうが安い。開閉サッシを設置する必要がなく、そのまま窓ガラス1枚を貼り付ければいいからだ。
見た目もエレガントで費用も安いなら開かない窓が良いように思えるが、それでも窓が開くバスが存在するのは安全上の理由からである。もっとも補助席がないバスでも開く窓を設置する選択をすることは可能だが、これは事業者の判断による。
バスを見かけた際に窓が開かない車両であれば「補助席がないんだなぁ」と判断していただければ、あなたも立派なバスマニアだ。
【画像ギャラリー】高速バスや貸切バスで窓が開くものと開かないものがあるワケ(6枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方