■地名の由来と小松菜の発祥地
小松川という地名は昔、小松川という川があったことから。現在の葛飾区新小岩付近が源流だったようだ。荒川を渡った対岸に小松川境川親水公園として残っている。源流にあたる葛飾区にも小松と呼ばれた地名があった。
もう一つ忘れてはならないのが、葉物野菜の小松菜だ。冬菜として有名で、由来は江戸時代に当地を鷹狩りに訪れた、8代将軍の徳川吉宗が昼食に出されたすまし汁に入っていた冬菜を気に入り、この地から小松菜と命名された。
江戸川区の銘菓であるこまつな饅頭には小松菜が練り込まれている少し珍しいお菓子だ。
■八重咲や御衣黄はまだ間に合うか?
本稿が公開される頃には葉桜になっているだろう。目の前の桜を愛でるのも良かったのだが、荒川に架かる橋から千本の桜を見るのも圧巻だ。
橋からもゆっくりと堪能したい眺めだ。バスでのアクセスは変わってしまったが、来年の花見の参考になれば幸いである。
江戸川区内には他にも八重咲きの桜や御衣黄と呼ばれる白色から緑色に咲く珍しいものまで各所で見ることができる。これらの桜はソメイヨシノよりも遅いのでまだ間に合うかもしれない。
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