翌朝には目的地へ到着するのが夜行バスの魅力の1つだが、最近はその移動にも差別化や工夫を凝らしたものが多くなってきた。今回はそのうち豪華さをウリにしたバスに乗車してみたので、その様子をお届けする。
文/写真:東出真
編集:古川智規(バスマガジン編集部)
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■大阪駅からドリームルリエに乗車
今回の出発地は大阪だ。すっかり夜になったJR大阪駅に着くと早速バスターミナルへと向かった。土曜日ということもあり、ターミナルには多くの乗客が乗車するバスの到着を待っていた。発着本数が多い大阪なので、入れ替わりにバスがどんどんやってきては出発していった。
ターミナルの中央には出発便の案内表示があるが、やはり土曜日ということもあるのか、各方面へ向かうバスにはいくつも満席の表示が出ていた。筆者も案内に従って乗り場で待つことにした。
出発の10分前、22時50分すぎにバスが入線してきた。今回乗車する「ドリームルリエ18号」新宿・東京駅行きである。白いボディに側面とヘッドライト上に描かれたドリームルリエというおしゃれなロゴがなんとも特別感を出している。
JRの夜行バスで白いボディというとグランドリームを思い出すが、こちらはもうワンランク上である。乗車手続きを済ませると車内へと入った。
まず車内に入ると見えてくるのは両側に設置された壁。やや圧迫感を感じるが、ほぼ個室ともいえるプレシャスクラスである。4席設置されており、出入口はカーテンで仕切られるものの、その他は壁で区切られているので個室にいるような感じである。今回はこの座席で東京駅に向かう。
乗車の確認が終わり、バスは定刻よりやや遅れて大阪駅バスターミナルを出発した。運転手による案内のあと、しばらくすると消灯となった。
「ドリームルリエ」は西日本ジェイアールバスとジェイアールバス関東による運行で、2017年から運行を始めた。今回乗車した車両はプレシャスクラスが4席だったが、他にも6席に増やした車両も存在する。
各社様々なバスが存在しているが、1+1という座席配列で運行しているのは「ドリームルリエ」や関東バス・奈良交通の「ドリームスリーパー」がある。
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