■昼行乗り継ぎだと2回?
この1000キロメートル余りの距離を昼行高速バスで行こうとなると、途中で宿泊が伴うが2回の乗り継ぎで行けないことはない。
もっとも楽なのが、東京駅から朝発車するJRバスが運行する昼特急シリーズで大阪駅まで向かい、同じくJRバスが運行する広島エクスプレス大阪号の広島行きに乗り換える。
広島で1泊し、広島駅新幹線口または広島バスセンターから、JRバスと広交観光が運行する広福ライナーに乗り継げば、博多バスターミナルに至ることができる。
たまたまだが、便を選べばすべてJRグループのバスで東京から福岡まで移動できるのは、JRグループのネットワークの広さを感じさせる。
■夜行への乗り継ぎでは24時間!
広島まで昼行便を乗り継ぎ、最後を夜行の広島ドリーム博多号にすると広島での宿泊を要せず、出発翌日の午前7時過ぎには博多バスターミナルに到着できる。夜行便に限っては早朝に小倉駅にも停車する。ただし利用客減少により、週末・繁忙期運行になってしまったので毎日乗れるわけではない。
この夜行を含めた場合の所要時間はほぼ24時間で、大阪と広島での待ち合わせ時間の合計は約150分である。
昼行でも夜行でも長距離高速バスを3本乗り継ぐのは、某番組並みの苦行でしかないし、合計運賃についても、はかた号のプレミアムシート並みのお値段になってしまうことから、常人にはお勧めできないマニア向けの乗り継ぎルートになるだろう。
しかしながら航空機で2時間、新幹線で5時間、はかた号で15時間という、1000キロメートルの遠さを実感したい方はぜひともチャレンジしてみていただきたい。ダイヤにもよるが、乗り継ぎ地を変更するともっと面白いルートになるはずだ。
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