ぶっちゃけた話……ローカル路線バスの旅ってリアルに安上がり?

■最もラク!? なアイツの雇い賃も念のため

 旅行において、マイカー以外で最もワガママを通せる乗り物といえばレンタカーしかない。殊に北海道をクルマで走る(冬場は多少苦労する時もあるが)のは凄く楽しい。

レンタカー旅も捨てがたい選択肢
レンタカー旅も捨てがたい選択肢

 苫小牧発・釧路空港着で8日間借りた場合のレンタカー代がいくらになるか。時期によって料金が変動しまくるため「これ」という金額を表すのは非常に難しいが、オフシーズンならコンパクトカーで大体4〜5万円くらいだ。

 今回のルートでは、貸出と返却場所のブロックが超離れており、最高に乗り捨て料金がかかってしまい、それだけで1万円ほど加算される。さらにガソリン代保険代等々で、少なくとも7万円より適宜、と見込んでおく必要がありそう。

■安くもなく、高くもない?

 一人で行動する限りレンタカーが最も高額になるのは、便利さとの引き換えだと思うしかない。ともあれ、例にしたルートは経由する場所柄、完全な脱バスができない制約もあり、バス主体でもJR線主体より若干高いだけの範囲に収まった。

然別湖発帯広駅前行きの北海道拓殖バス
然別湖発帯広駅前行きの北海道拓殖バス

 鉄道が使えるエリアを含めた路線バスの旅。決して安くはないが、抜きん出て高いワケでもない……そんな結果といったところか。

 最終的な交通費が似たようなものなら、バス/鉄道その場で気になったほうを選べばどちらも正解へ導いてくれるハズだ。

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