「大阪・関西万博」シャトルバスの乗車インプレッション……乗るのもイイけど撮りバスもかなりイケる!!

■南海なんば駅万博シャトルバス

南海なんば駅へ向かうシャトルバスもアプリ乗車券前提なので貸切車で運行
南海なんば駅へ向かうシャトルバスもアプリ乗車券前提なので貸切車で運行

 大阪・関西万博を楽しみ、そろそろ会場をあとにすることにした。帰りのシャトルバスも同じバスを利用したいところだが、せっかくなので別のシャトルバスを選択した。場所は今朝到着した夢洲交通第1ターミナルである。案内図で確認した乗り場に向かうと既に乗車を待つ行列ができていた。

夜のバスターミナル
夜のバスターミナル

 乗り場でも待機列は行き先により分かれているようで、カラーコーンで整理されていた。筆者もスマホでチケットを確認してもらい列に並んだ。遠く大屋根リングの向こうにはドローンと思われるショーが開催されていた。バス乗り場にいた人たちも指差しして楽しんだり写真を撮ったりしていた。そうしているうちにバスがやってきた。

阪神高速の流れは悪くない
阪神高速の流れは悪くない

 帰りに乗車したのは「南海なんば駅万博シャトルバス」である。こちらは南海なんば駅にある高速バス乗り場と夢洲交通第1ターミナルを結ぶシャトルバスで、運行は熊野御坊南海バスが担当する。チケットの購入は近鉄のシャトルバス同様「KANSAI MaaS」で行う。そしてこの路線も便指定のみで座席の指定はできない。短距離路線は座席定員制がほとんどだ。

運行は南海バスではなく熊野御坊南海バスが担当
運行は南海バスではなく熊野御坊南海バスが担当

  予約人数を確認した後にバスは出発した。帰りのバスは同じく会場を出て帰宅する車と重なり渋滞もするのではと思っていたが、交通量も少なく高速区間は順調であった。なんば駅周辺の走行時は信号待ちがあるため進みにくくなり、所要時間約30分予定のところ、所要約35分だった。

スマートなデザインのEV車
スマートなデザインのEV車

 降車した乗客は足早になんば駅や地下街へエスカレーターを降りていった。筆者もこのまま大阪難波駅まで向かい近鉄電車で帰宅した。

■バスの見どころも多い

EV車はBYDのK8といすゞエルガEVの選択か?
EV車はBYDのK8といすゞエルガEVの選択か?

 今回は大阪・関西万博会場に向かうシャトルバスについてレポートした。今回紹介した近鉄・大阪上本町駅からのシャトルバス、南海なんば駅からのシャトルバスの他にも多くの路線が設定されている。通常の路線を延長したようなものから、普段は乗ることのない経路などバリエーションは多い。

大阪シティバスのいすゞエルガEV
大阪シティバスのいすゞエルガEV

 さらに桜島駅からのシャトルバスには各社のEVバスが投入されており、パーク&ライドバスも一見の価値ある等、見所は多い。万博は世界中のパビリオンが集い、見知らぬ国の文化や歴史に触れ交流を図ることも魅力であるが、最先端技術を実際に体験できるという点において非日常的ともいえる楽しみがある。

西日本ジェイアールバスもEV車でシャトルバスを運行
西日本ジェイアールバスもEV車でシャトルバスを運行

 特にEVバスは「スマートモビリティ万博」として注目を集めている。他の路線についても順次紹介するので、未来社会を体感しに大阪・夢洲バスとともに楽しんでみてはいかがだろうか。

【画像ギャラリー】「大阪・関西万博」初日のシャトルバス乗車レポート!撮りバス最高ってマジ?(29枚)画像ギャラリー

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