■ダイヤ改正でルートが変更に!
広島ドリーム名古屋号は、7月1日にダイヤ改正が行われた。名古屋駅の出発時刻に変更はないのだが、その先の停車地が変更になった。以前は三次駅、そして広島市内に入ると千代田インター、中筋駅、不動院を経て広島バスセンター、そして広島駅新幹線口と停車していた。
今回のダイヤ改正では、三次駅、千代田インター、中筋駅、不動院への乗り入れが廃止され、代わりに西条駅、広大中央口、大学会館前のバス停が新設され、広島バスセンターと広島駅新幹線口の停車順序が逆になった。
以前は三好駅に停車することで、芸備線、福塩線、三江線への接続ができ、交通の要衝である三次駅を活用できたのだが、時代の流れによる利用者の減少でこういうことになったのだろう。また今回設定された西条駅は山陽本線の駅で、山陽線の電車に乗り継げば35分ほどで広島駅に到着できる。
何らかの事情で到着遅れが発生した場合には西条駅で山陽線に乗り継ぐことで、急ぎの乗客は広島駅への到着が早くなるメリットがある。逆に東に向かうと約30分で三原駅に到達できる等の利便性もありルート変更になったのだろう。西条駅での降車のあとは一般道をしばらく走行する。
本来であれば10分ほど走ると広島大学となるのだが、今回は通過となったので国道2号線の東広島バイパスへ直接入っていく。しばらく走行すると八木松西インターからアクセス道路に入り、山陽自動車道志和インターから再び高速道路へと戻る。
早朝の高速道路を順調に走行して無事に広島駅新幹線口に到着した。途中ルートをショートカットして走行したおかげで、20分ほど早い6時30分すぎには到着することができた。荷物スペースから預けた荷物を取り出すと、バスは終点の広島バスセンターに向けて出発していった。
■鉄道駅との接続がより便利に!
今回は広島ドリーム名古屋1号に乗車した。筆者も以前から広島に行く際にこの路線は何度となく利用している。以前はエアロキングが担当していて、途中の休憩箇所がない路線だった。
それはそれで降車できないので寝ることに集中できてよかったのだが、降車の要望や運転士の休憩や車両点検の時間確保により変わっていったのだろう。
アップデートはダイヤやルートだけではなく車両も新車が投入され、より快適で安全なものへと進化している。乗車時間は8時間を超える長距離なので安全性能のより高い新車で運行されることにより安心して夜を過ごすことができるだろう。
今回のダイヤ改正により、鉄道駅への到着が早くなり早朝から移動できるようになった。ビジネス前の準備時間や、観光を楽しむ時間が増えることにつながるのではないだろうか。広島市内だけにとどまらず、時間を有効に使い広範囲な広島の旅を楽しんでみてはいかがだろうか。
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