マニュアルトランスミッションにも!
最近のバスはほとんどが乗用車とは多少仕組みが異なるもののオートマチック車になっているのであまり音はしないが、マニュアル車では変速するときにエア音がする。これは変速レバーでギアを変えると電気指令で空気圧により変速機を操作するためだ。
乗用車と同様にAT車の割合が多くなっているが、現在のところ大型免許にAT限定はないので必ずマニュアル免許を取ることになる。しかし近い将来はマニュアル免許なのに乗務するバスはAT車だけという日が来る。
最後はエアサスペンションだ。かつてのバスは板バネが主流で、空気バネはどちらかというと高級車だった。現在ではエアサス車が多くなり、空気を抜くことにより乗降しやすいように車高を変える、ニーリングやクラウチング機構まで備えたバスが多くなっている。高齢者が乗降するときなどの助けとなる、バスが傾いてステップまでの高さが変わるアレだ。
昔はたとえば日野のワイドサスと称したエアサスは、エアの出入りの際にかなりのエア音がしたものだが、最近はほとんど聞こえなくなった。むしろ電車のエアサスのほうが大きな音がするくらいだ。
音はだいぶ小さくなったり聞こえなくなったりしているものの、圧縮空気を多用しているバスでは気を付けて聞いてみると様々なエア音がするので、何の音なのか聞き分けるのもバス乗車時の楽しみだ。
【画像ギャラリー】バスに乗っていると時々聞こえる「プシュッー」という音はなんなのか? エアーを多用するバスならではの装備に迫る(1枚)画像ギャラリー
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