(4)ドライバーがちょっと大変!? なスイッチバック式
少ない敷地面積で多くのバスが捌けるメリットから、昭和時代に数多く作られたのがスイッチバック式だ。
島式プラットホームの片側または両側に、垂直かそれに近い角度をつけてバースと乗客用のアプローチが置かれている。施設を上から見ると魚の骨のような姿(骨と骨の間にバスが入る)をしている。
スイッチバック式は、バースに出入りする際バス車両をバックさせるのが最大の特徴であり見どころとなっている。
まず車両をバックさせてバースに入るものと、先に頭から入って出発時にバックするスタイルの二通りがあり、後者は乗客を乗せた状態で行う。
スイッチバック式バスターミナルのない地域に慣れていると、乗っている路線バスがバックする機会があまりないせいか、バック出発はなかなか刺激的かも。
かつては頻繁に見られたスイッチバック式も最近は数が減り、個性派バスターミナルへと様変わりしつつある。
代表的な場所に、北海道の岩見沢・岩内・小樽駅前(バック出発)、福島県の湯本駅前(バック入線)、神奈川県の綱島駅(バック入線)、愛知県の東岡崎駅北口(バック出発)長崎県の長崎新地ターミナル(バック出発)などが挙げられる。
各地に点在するバスターミナルがどの構造なのか、地図検索や実際に訪問した時に軽くメモを取っておいて後でリストにする、なんてのも新しいバス趣味の一環になりそう!?
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