バス運転士と乗客との認識の違いを改める……座席に関する運転士の願いが深すぎた!!

■立席でも安全に!

満員に見えても座席があれば座って!
満員に見えても座席があれば座って!

 もちろん、座るか座らないかは乗客の自由だが、運転士の願いとしては空いている座席があるのであれば座ってほしいし、止まるまでは席を立たないでほしいのだ。立席の場合はスマホをいじるのも音楽を聴くのも勝手だが、手放しだけはやめてほしいのが切実な願いなのだ。

 最近の路線バスには吊り輪だけではなく、そこら中につかまるための持ち手が設置されている。せめて片手だけでもしっかりとつかまって立席乗車をしたい。

最近の路線車には持ち手がたくさんあるので立席時は必ずつかまって!
最近の路線車には持ち手がたくさんあるので立席時は必ずつかまって!

 もし車内で転倒してしまうと、交通事故と同じ扱いになり、場合によっては人身事故で運転士個人の運転免許証に事故点数が加算されてしまうのだ。運転ミスならば自業自得だが、乗客の不注意ならばこんな理不尽なことはない。

連節車の後ろの車両は挙動が遅れるので意識して!
連節車の後ろの車両は挙動が遅れるので意識して!

 しかし運転免許はあくまでも個人に対しての許可証という制度である限りは、事業者としてはどうすることもできず、注意喚起をあらゆる方法でしていくしかないのだ。

「止まるまで座席は立たない」「優先席が空いていれば座っても良い」「立席では必ず何かつかまる」ことを意識して気持ちよく安全にバスに乗車していただきたい。

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