■大都市では退役した車両もまだ健在
特に驚いたのが、日野の中型車両、レインボーの二代目となるRJ系車両がまだ現役だったことで、如何にもスケルトンボディらしい角ばったデザインがスタイリッシュな車両だ。
後に販売された、ノンステップ専用モデルのレインボーHR系は、都市部で使われていたものが中古で地方都市へ流れ、まだ日本全国で見ることができるが、ワン/ツーステップのRJ系は、ここ数年でほとんど見かけなくなったから貴重だ。
少し珍しいところで言えば、西日本車体工業と日産ディーゼルの共同開発による日産ディーゼルオリジナルボディ中型車、UDスペースランナーRMが熊本バスで現在も活躍中であることだ。
関東バスで使われていたものが2016年に移籍してきた。同社は現在、在籍するバスの多くが中古車となっているが、関東地方からの移籍車両が多く、都営バスを筆頭に民鉄系事業者の中古車が多く使われている。
極端に老朽化した車両ばかり、ということはないが、地方都市に見られがちな、少し世代の古い車両が今のところはまだ安泰、というのが熊本市の現状で、旧型車両の追っかけファンは、これらがまだ現役の今のうちに訪れておいた方が良さそうだ。
次に熊本市を訪問する際は、熊本バスに残っていると言われている、三菱ふそうMP118を是非とも拝ませて頂きたいものだ。
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