■「エルガ」じゃないいすゞのバス
パルマ市で使われているバスは、比較的(イタリアから見た)外国メーカーが多い印象だ。今でこそ統廃合が進んで、メーカーの数はかなり減ってしまったが、かつてのイタリアには多くのバス製造メーカーがあり、そのバラエティーさがバスファンにとっては魅力でもあった。
だが、パルマ市で使われている車両を見ると、メルセデスやスカニア、マン、ソラリスばかりで、イタリア製はブレダ・メナリニブス製だけしか見かけず、最大手のイヴェコは見かけなかった。
面白い車両としては、いすゞ自動車が出資しているトルコのアナドールいすゞオート社で製造されている、7.3m級ミニバス「Novo Citi Life」で、トルコ製ではあるが前面に輝くISUZUのロゴを見ると、こんなところでも日本のブランドが活躍しているのか…と少しうれしくなる。
一方のトロリーバスは、CAM ブソット、ヴァンホール・エクスクィシティ、ソラリス・トロリーノの3車種が活躍中で、特に前2車種は非常に個性的だ。
CAM ブソットはイタリアのボディメーカーで、マンのシャーシにキーペの電装品を組む。縦目ライトの前面は個性的で、イタリアっぽさが良く出たデザインだ。
一方のヴァンホール・エクスクィシティは曲線主体で、二歩くらい先を行く近未来的なデザインが目を引くが、ちょっと奇抜さがある。個性はないが、良くも悪くもソラリスでちょっと落ち着いた…といった感じだ。
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