■621系統廃止→ルート全体丸潰れに?
2026年2月現在のところ、同ルートに使用する函館バスの521系統と大漁くんバスは、ほぼそのままのダイヤで続いているようだ。
しかし廃止された621系統の走行距離が30kmを超えるのと、江差のかなり手前に来るまで他の路線バスがなく、骨の髄まで伝わるほど影響が大きい。
そのため621系統の廃止=木古内〜松前〜江差ルートの消滅、と捉えても差し支えないほど。景色の優れた所を通る公共交通機関ほど消えやすい説がまた当てはまってしまったか。
ではもう本当に行けないのか、最近の動向をチェックしてみると、621系統が通っていた一部の区間、江差町の隣にある上ノ国町内に関しては代替交通が用意されたようだ。
「カミGO!」と呼ばれるサービスで、ワゴン車を使用したデマンド交通の一種になる。誰でも利用できるそうで、電話/アプリ両方から申し込みが可能。
固定の運行ダイヤは組まれておらず、平日7〜18時、土日祝8〜17時の運行時間内であれば、比較的フレキシブルな乗車時刻の指定ができるようになっているとのこと。上ノ国町を少しハミ出た江差ターミナルまでは経路設定がある模様。
■考え方が可否を決める
2026年2月現在の、同じ道を通る代替ルートをあえて書き出すとするなら……
(1)木古内駅前→(函館バス521系統 松前出張所行き)→松城
(2)松城→(松前町内徒歩連絡)→福山
(3)福山→(函館バス531系統 コミバス大漁くん 原口漁港前行き)→交流館前
(4)交流館前→(7km徒歩連絡)→小砂子
(5)小砂子→(カミGO!)→江差ターミナル
……の要領になる。しかし最大の障壁が(4)。交流館前バス停のある原口〜小砂子(ちいさご)間の公共交通が消滅したらしい。場所柄タクシーはまずいないと思っておくのが無難。
7km歩いて繋ぎますか? が可否を決めるわけであるが、まず天候に左右されるのと、この区間は意外と高低差があり坂道の連続。しかも歩道があまり設けられていないので、多分歩きにくい。
国道228号の交通量はそれほど多くないため、大型トラックが無尽蔵に激走してくる、JR日高本線の浜厚真〜鵡川間およそ8kmの国道235号徒歩移動に比べれば、まだ怖くないとは思うが、度胸だけは残しておくのがクリアへの鍵かも。
さらに、(3)の交流館前に着く時刻は現状のダイヤで14:33一択。ここから7km歩いて、カミGO!の運行時間帯までに指定の場所へ絶対に到達できるよう計算しておく手間も加わる。
また、例によって「普通の路線バスじゃないとダメ!」な条件を紐付けした場合、デマンド交通は対象外になる可能性が極めて高く、そうなると小砂子〜上ノ国町およそ26kmの区間が交通空白地帯に変わる。
1回で徒歩20km+になってしまうと、そこまでして拘る必要ある? な世界が見えてきそうで、この考え方の下では、木古内〜松前〜江差間の公共交通機関を使った、旨味最高なオーシャンビュールートは事実上潰えたと考えるしかなさそうだ。
【画像ギャラリー】木古内〜松前〜江差バスルートの思い出(12枚)画像ギャラリー
















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