WILLER EXPRESSは東京レストランバスの特別コース『和食と川崎工場夜景とドローンショーを楽しむ夜』を、2024年1月と2月に10日間限定で運行する。その初便に乗車したのでレポートする。
文/写真:古川智規(バスマガジン編集部)
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■バスなのに注目はドローン?
今回のレストランバスは川崎インバウンド観光推進協議会の協力で、川崎の臨海部に位置する多数の工場が密集する工業地帯の幻想的な夜景を堪能できる “東京レストランバス「川崎工場夜景コース」“と 川崎の夜空を彩るドローンショーを、ダブルで楽しむことができる東京レストランバスの「川崎ドローンショー特別コース」として限定運行する。
食事は川崎工場夜景コースでは初となる和食のコース料理を提供する。東京から川崎へ移動するレストランバス車内で、和食コース料理やお酒を楽しみながら、いつもとは違う高さ約3mの目線から眺める東京タワーやレインボーブリッジなどの都内の観光スポットや幻想的な川崎工場夜景と、川崎の夜空を彩るドローンショーを満喫できる非日常空間だ。
中でも注目なのは川崎競馬場でのドローンショーなのだが、類似のものを見たことがないので初体験で、一切の予断がない状態での乗車だった。
■エアロキングで出発!
東京駅丸の内口向かいの丸ビル前が集合地だ。ウィラーのレストランバスはご存じダブルデッカーのエアロキングだ。1階席を厨房にあて、2階席をテーブル付きのクロスシート24席にして改造したオープントップ仕様だ。
改札後に乗車が完了すると、まずは東京の街並みを眺めながらスタートだ。東京タワーを下から眺めるのは定番だが、天井がオープンになるので333mの高さがあるタワーも撮影がしやすい。
しかもダブルデッカーなので、地上の障害物はほとんどファインダーに入らないのもうれしい。フルサイズで24㎜程度の画角があればタワーはすべて入る。
■首都高速で川崎へ!
東京タワーを車窓見物した後は、首都高速道路に入り一路川崎へ向かう。ガイド席は2階最前列に客室に向いて座席があり、逐次案内をする。冬ということもあり、首都高速道路を含めて特に車窓見学指定地以外は天井は閉じられているが、屋根は透明なのでトンネルや高さ制限のある場所での通過は迫力ものだ。
川崎の工場夜景を首都高速道路からの俯瞰や一般道路に降りての近傍を眺めながら到着したのは川崎競馬場だ。なお、ここまでに食事のコースは首都高速道路走行中を除いて、どんどん進んでいく。
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