オープンバスで一級のディナーと夜景を楽しむ!!  レストランバス乗車レポート


 ウィラーエクスプレスの東京におけるレストランバスは現在、週末と土休日に運行している。ランチとディナーのコースがあるが、楽しみなのは食事はもちろんだがルート上の見どころや、バスファンにはたまらないダブルデッカー車「エアロキング」に乗車できることだ。

 このレストランバスの「ヨーロピアンメニューディナーコース」 に乗車したのでレポートする。それぞれ興味のある分野でお読みいただきたい。

文/写真:古川智規(バスマガジン編集部)
取材協力:ウィラーエクスプレス

【画像ギャラリー】ウィラーのエアロキングで一級のディナーと乗りバスと夜景を全部楽しむ!レストランバス乗車レポート(32枚)画像ギャラリー

出発は東京駅丸の内口の丸ビル前

 ディナーコースの出発時刻は17時だ。東京駅丸の内口の丸ビル前に係員が旗を持って待っているので声を掛けて乗車前のチェックを受ける。改札という意味もあるが食事をともなうので手の消毒とマスク着用の確認や検温も行い感染症対策に万全を期す。

出発地である東京駅丸の内口のライトアップも見逃せない

 やってきたのは専用塗色の三菱ふそうエアロキングのオープントップバスだ。運転席と1階席の間にはドアがあり、かつて1階の座席があったスペースはすべてが厨房になっている。したがって乗客の乗降は中ドアから行うことになり、前ドアは運転手専用だ。

丸ビル前に到着したエアロキング

1階席は……無い!!

 厨房にはIHクッキングヒーターと電気式オーブンがあり、提供される料理は概ね完成した状態でバスに積み込まれるが、最後の仕上げやソース等の最終的な味の決定は車内で行われる。このためにシェフが1名乗り込んでいる。

1階席のあった部分は全部厨房になっていた!

 ダブルデッカー車に乗車したことのある方はご存じの通り、身長にもよるが1階席で完全に立つことは難しい。そこでディナーコースの場合は約3時間も立ちっぱなしで料理を提供することがどれだけ苦労するのかはバスファンならば容易に察することができる。

三菱ふそうバス製造の銘板

2階席はレストラン仕様のクロスシート

 2階席は階段の後ろにテーブルセット用の機材が置かれるスペースを確保し、その他は固定の向かい合わせクロスシートになっている。最前列もクロスシートだ。倒れやすいグラス類は専用の置台がテーブルにあり、きちんと固定されるように工夫が施されているので安心だ。

2階席は配膳準備スペース設置の全席クロスシート

夜の東京をゆっくりと走る!

 東京駅を出発したバスは3時間をかけて戻る。まずは国会議事堂や永田町付近を回るが、すべて車内から眺めるだけだ。しかしメインは食事なので下手に降ろされるよりは車内からイルミネーションや見どころを鑑賞する方がありがたい。

夜景の見どころ場所では徐行して撮影タイムも確保!

 赤坂や原宿をまわり、表参道や六本木のけやき坂のイルミネーションは見どころだ。これらの見どころは添乗のガイドが案内してくれるが、基本は食事をしているので観光バスのガイドが話すよりも静かに、BGMと乗客を邪魔しないように語り掛ける配慮がなされている。

天井が開いているのでイルミネーション撮影も比較的容易だ

 深夜のFMラジオでパーソナリティひとりがリスナーに語り掛けるような雰囲気だと思えばわかりやすいだろうか。

被写界深度を変えて撮影するのも楽しみの一つ

東京タワーは停車タイム!その後は首都高へ

 そして最大の見どころである東京タワー付近を走る。見える角度により撮影ポイントでもあるが、停車して撮影時間を確保する配慮もあり乗客は大喜び。ガイドとクルー2名が乗務しているが、もちろん撮影を手伝ってくれる。

東京タワーもさまざまな角度から見せるルートになっている

 東京タワーの下をくぐりぬけると、オープントップバスの天井は閉じられrる。首都高速に入りレインボーブリッジを渡り、港区台場に到着する。

レインボーブリッジは見るだけではなく通るので東京港も見渡せる

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