■乗車方法に注意!
降車したバス停から再びバスに乗車する。「東大寺大仏殿・国立博物館」バス停にはデジタルサイネージが設置されていて、次のバスがあと何分でやってくるか地図上の表示と接近表示の2つで知らせてくれる。地図上のアイコンには系統番号が表示されているので、下の接近表示と照合しやすい。
またバスの乗車方法にも違いがあり、市内循環の黄色いバスは前乗りの運賃先払いだが、他の系統は後扉から乗車し降車時に運賃を支払う対距離制の後払い方式だ。「東大寺大仏殿・国立博物館」バス停と、先に降車した「東大寺大仏殿・春日大社前」バス停は交差点を挟んだ先に位置しており少し場所が違う。
交差点角にはバス案内所があるので、路線やバス停の位置を尋ねたり切符を購入したりすることも可能だ。「近鉄奈良駅」バス停まで乗車して今回は奈良を離れることとした。
■バスで輸送された方が楽?
今回は奈良市中心部を循環するバスを利用して奈良公園を散策した。バス停の区間はそれほど長くなく、すぐ降車するのでバス利用のメリットをさほど感じなかったかも知れないが、勾配が多い土地で夏に歩いて巡るのはなかなか大変だ。それならば冷房の効いたバスを有効利用して移動すれば快適なのではないだろうか。
市内循環バスは5時台~23時台まで毎時3~4本運行されており、他の系統と組み合わせると少し待つだけでバスがやってくる。また今回は乗車しなかったが、このバスのほか「奈良公園ぐるっとバス」という路線も土休日に運行されている。
市内循環バスと重複部分もあるが、奈良公園の奥まで行くバスで、二月堂や若草山麓などを経由する。日中に毎時3本運行され、車両はEVバス充当されている。この路線は奈良交通のフリー切符でも利用可能でなので、別に運賃を支払う必要はない。
他の観光地としては、ならまち地区や朱雀門のある平城宮跡歴史公園、世界遺産となっている薬師寺や唐招提寺へもフリー切符エリア内なおで涼しく歴史に触れる1日を有意義に満喫してほしい。熱中症で救急車で運ばれるよりは、涼しくバスで運ばれる方がいいに決まっているからだ。
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