桑名のコミュニティバスの車種は実に多彩!!  名刀・村正を見に行ったらエアロミディが来た!!

■朝市と桑名別院本統寺

寺町バス停
寺町バス停

 バス停を降りて道路を渡ると商店街が見えてきた。ここは桑名寺町通り商店街といい、約300mほどのアーケードに商店がずらっと並んでいる。歴史は古くこの地で100年以上続く商店街である。そして今日は朝市が行われているため商店街の軒先に多くの出張店舗や近隣の農家が集まり店を広げていた。

歴史ある商店街
歴史ある商店街

 朝市は「三八市」といい、毎月3と8のつく日に開催される東海地方有数の朝市と言われている。開始時間は8時30分頃となっているのだが、それよりも早く集まっているようで、だいたいお昼頃まで威勢のいい声や会話を楽しむ声が飛び交っている。

こちらも昭和チックなアーケード
こちらも昭和チックなアーケード

 筆者もアーケードを巡りながらずらりと並んだ朝採れの野菜や出来立ての総菜に和菓子、揚げ物など立ち寄りながら楽しんだ。

朝市と寺院が直結!
朝市と寺院が直結!

 そんな寺町通りのそばには桑名別院本統寺という寺院がある。桑名別院本統寺は真宗大谷派(東本願寺)の地方中心道場「別院」の一つとされ、桑名別院という名が付いている。1596(慶長元年)年に本願寺第12代教如(きょうにょ)上人開創と伝えられ、1649年5月4日に「本統寺」と改称され今日まで三重の門徒にとって大切な「聞法の中心道場」として受け継がれている。

桑名別院本統寺の本堂
桑名別院本統寺の本堂

 本堂自体は失火や空襲により幾度も焼失したが、その度に復興され京都の新京極にあった金蓮寺という時宗のお寺の本堂を譲り受けて移築された。その後2001年に「五百回法要」の記念事業として本堂をはじめ諸殿の修復が、2014年には「三重教区・桑名別院七百五十回」の記念事業として本堂の修復、別院の耐震化等が行われ、現在の姿になっている。朝市の合間にぜひ訪れておきたいスポットである。

■名刀村正を見るぞ!

桑名宗社の拝殿
桑名宗社の拝殿

 そしてその近くには以前に紹介した「桑名宗社」がある。桑名最古の神社として約1900年の歴史がある。通称は春日神社とも言われ、「桑名宗社」の名称は桑名神社と中臣神社の両社を合わせたものだ。古来、桑名の総鎮守として桑名首(くわなのおびと)の祖神を祀ることから桑名宗社と称する。

名刀を無料で見ることができる桑名総社
名刀を無料で見ることができる桑名総社

 神社の説明は以前にも書いたので詳細は省くが、今回は拝殿横にある眺憩楼(ちょうけいろう)に保管展示されている太刀・村正を拝見したので紹介する。社務所で手続きを済ませると建物の中へと案内された。

2つの神社が並んで桑名総社という通称になっている
2つの神社が並んで桑名総社という通称になっている

 眺憩楼は料理旅館「大塚本陣」の建物を引き継いだ「船津屋」を昭和35年に移築されたもので、当時は揖斐川沿いにあった。本陣とは参勤交代のときに大名が宿泊する最高格の宿で、泉鏡花の小説「歌行燈」の舞台や将棋の王将戦の舞台として地元はもとより日本中の賓客に愛された。

立派な神門
立派な神門

 そして1888年(明治21年)有栖川宮熾仁親王殿下がお泊りの際に、この部屋に「眺憩楼」という名を賜ったとされている。部屋や造りについての説明を受けたあと、いよいよ村正との対面である。畳敷きの部屋に座して刀を鑑賞する展示室で、光り輝く村正をじっくりと鑑賞できるように部屋は暗くされライトに照らされている。

目の前に貴重な名刀村正が!
目の前に貴重な名刀村正が!

 壁一面の黒い漆喰は氣比神宮の土を用いられ、心落ち着けて村正に対時できるように造られている。鑑賞するのに料金などは必要ないが、素足では入れないので注意してほしい。

妖刀が単なる伝説でないことを語ってくれそうな三重県指定有形文化財
妖刀が単なる伝説でないことを語ってくれそうな三重県指定有形文化財

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