WILLER・名鉄バス・ 国立大学法人名古屋工業大学・イオンタウンは、名古屋市鶴舞周辺の公道で10月29日(金)までの予定で、自動運転の実証実験を実施している。自動運転の社会実装を目指し、都市部で長期間にわたる一般車両との混在交通下で運行する実証実験である。
文:古川智規(バスマガジン編集部)
【画像ギャラリー】名古屋で一般試乗もできる自動運転バスが実証実験開始!
昼間運行便には一般試乗もできる
本実証実験は、社会実装可能なビジネスモデルの構築を目指した愛知県における2021年度自動運転実証実験に採択され、「都市部における自動運転を利用した移動」を実証テーマとしているこの実証実験。
約1世紀にわたって地域の皆様の移動ニーズにこたえている 名鉄バス、海外で商用運行することによる自動運転の知見を持つWILLER、コミュニティ形成の研究を行う名古屋工業大学と、地元の生活ニーズをよく知るイオンタウンがそれぞれの強みを活かして共同で実施するものである。
本実証実験の主な特徴として次の3点があるとされている。
・都市部の交通量の多い幹線道路を含むルートを運行し、一般車両との混在交通における安全性ならびに運行計画の妥当性を検証。
・定時定路線運行における自動運転化の実用性を検証。
そして 、
・長期間に渡り多くの方が利用するランドマーク間を走行し、地域の方の交通手段として活用いただくことで、自動運転に対する受容性醸成とコミュニティ創造を検証。
だ。
実証実験の実施日程は10月29日(金)まで。昼間の運行時間は10:00-17:00で、期間中の水・木・金曜日(祝日を除く)に実施される。夜間運行は20:00-22:00で10月14~15日、20~22日、27~28 日の計7日間運転されるが、夜間運行は実証実験関係者のみの乗車で一般試乗はできない。
一般の乗車ができる日程は9月15日( 水 )から10月29日(金)までで事前予約制・先着順になる。予約等の詳細は特設サイト(https://travel.willer.co.jp/maas/autonomousdriving-aichi/)またはWILLER カスタマーセンター(電話050 2018 0107・10-19時)へ。運行ダイヤも同特設サイトで見ることができる。