三重交通のボンネットバスBXD30が凱旋里帰り!! 市民やファンを乗せて伊勢市を快走!!

車掌が乗務!

 9時30分に出発の合図で多くの関係者、市民に見送られてJR伊勢市駅を出発した。今回のルートは、駅から市内にある商業施設を結んで走行するもので、イオン伊勢店、ララパークで乗車扱いを行い、近鉄宇治山田駅を経由してJR伊勢市駅に戻る。

ゲットした乗車整理券
ゲットした乗車整理券

 なお乗車整理券はJR伊勢市駅でイオン伊勢店かララパークまでのどちらかの行き先を選んで乗車し、イオン伊勢店とララパークで降車した人数分が入れ代わりで乗車するという形だ。近鉄宇治山田駅では降車のみ行い、途中から乗車した乗客は戻ってきたJR伊勢市駅で全て降車するという流れである。

 筆者は次のイオン伊勢店まで乗車した。予定の時刻より10分ほど遅れての到着であったがその分ボンネットバスの乗車を楽しむことができた。車内は思ったより静かで乗り心地も快適であった。

 道中は同乗している「バスガール」こと三重交通のバスガイドさんによる観光案内もあり、伊勢市民はもちろん、ボンネットバス目当てでやってきた県外の方にも十分に楽しんでもらえたかなと感じた。

車掌が乗務!
車掌が乗務!

 イオン伊勢店のバス停には、すでの多くの乗客が列を作っており、この1便が到着した時点で乗車する整理券はもちろん、その次の便の整理券も既になくなりそうなほどだった。

 バス降車後は市内を走るバスを撮影した。翌日の日曜日はあいにくの天気であったがこの日はとてもいい天気で、沿道各所でバスを撮影しようとカメラを持っている人を見ることができた。

凱旋には長すぎる回送距離を頑張った!

 今回のイベントで伊勢市内を走行したボンネットバスはNPOバス保存会が所有しており、所在地の茨城県つくば市から出張でやってきた。多くのイベントに出張しているボンネットバスだが、今までで最長距離の出張になったということだ。

 所在地が茨城県なので土浦ナンバーで、営業用ではないので自家用車登録だが、塗装をはじめとする装備はほぼ三重交通当時のままで動態保存されている。

カラーは当時のまま
カラーは当時のまま

 盛況のうちに終えられたので、いつかまた元気に里帰りする日を楽しみにした市民やファンが多かったことだろう。何よりも今回のイベントの狙いである公共交通機関としてのバスに対して少しでも興味と理解が深またのであれば、BXD30もよろこんでいることだろうと感じた「凱旋パレード」だった。

 ~乗車メモ~
乗車日:2022年11月12日(土)
乗車地:JR伊勢市駅前
降車地:イオン伊勢店
車両:いすゞBXD30型ボンネットバス(1966-昭和41-年式)

【画像ギャラリー】三重交通のBXD30が凱旋里帰り!あの銘板も(23枚)画像ギャラリー

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