東濃鉄道ファンフェスタで有料撮影会に参加! 指揮車登場ってマジ?

■エアロスター多し!

北恵那交通
北恵那交通

 その隣は北恵那交通である。こちらも三菱ふそうエアロスターの登場だ。北恵那交通のオリジナルカラーで2007年式である。ただ他の車両と違う部分として、短尺エアロスターと言われ、ホイールベースが標準尺に比べ50㎝短いという。

濃尾バス
濃尾バス

 一番端に見えてきたのは濃飛バスである。こちらも三菱ふそうエアロスターで、大きく違うのは前方の扉のみ、いわゆるトップドアと呼ばれるタイプである。2012年式でこちらもオリジナルカラーだ。現在でも路線バスとして走行しているので、飛騨へ行った際には探してみよう。

東農鉄道のエアロスター
東農鉄道のエアロスター

 そして主催の東濃鉄道からは3台が参加となった。まずは路線バスタイプの2005年式三菱ふそうエアロスター。これで今回は3台のエアロスターが揃うということになった。このカラーリングは東濃鉄道の復刻カラーとなっており名鉄グループ共通デザインを基に緑色を配色した「懐古調塗装」となっている。

東農鉄道のセレガ
東農鉄道のセレガ

 そして先ほど筆者が乗車してきた日野セレガである。主に中央ライナー可児号・ドリーム可児号で運用されている高速車であり、車内後部にはトイレも設置されている。2014年式で高速車らしく座席にはコンセントも用意されている。

東農鉄道のエアロスタートップドア車
東農鉄道のエアロスタートップドア車

 そして参加者を乗せてきたもう1台、三菱ふそうエアロスターのトップドア車である。こちらは都市間高速バスとして高速名古屋線で運用されている。前面ガラスがピラーレスとなっていてすっきりとした印象を受ける。筆者としては行きと帰りで別々のバスに乗車しようと考えていたのだが、それは叶わなかったのでまた機会があれば乗車してみたい車両である。

■庫内走行撮影会!

各車両の通り抜け撮影会
各車両の通り抜け撮影会

 以上、この7台が午前の部として参加した。それぞれが思い思いにシャッターを切る中続いては隣のスペースを利用して撮影会が始まった。バックにある建物は東濃鉄道駄知線の車庫がそのまま残っており、ここを使って写真を撮るようだ。1台ずつ向こうからバスを走らせて車庫を出たところで停車し撮影時間を設けるといった流れだ。

昭和の遺構を最新の路線バスが走る!
昭和の遺構を最新の路線バスが走る!

 最後にエアロスターが集まっているということで並びでの撮影会、そして全てのバスを並べた全体での撮影を行い、午前の部は終了となった。

エアロキングも通り抜け!
エアロキングも通り抜け!

■休憩時間は美濃焼三昧?

通り抜けは続く
通り抜けは続く

 ここで一旦休憩時間となった。ただ撮影会会場にはトイレなどの設備がないため、ここから再びバスに乗車し、近くにある「道の駅 土岐美濃焼街道 どんぶり会館」へ向かい昼食のための休憩時間がとられた。建物の中で食事を取ったり、駐車場でバスの撮影をしたりと様々に自由時間を過ごしていた。

並び撮影も複数パターンで!
並び撮影も複数パターンで!

 美濃焼のふるさとである地域ということで、美濃焼のアンテナショップとなっており買い物を楽しむ姿も見られた。また土岐市が全国有数の「どんぶり」の産地であることから、建物もどんぶり型にデザインされていたり、館内で購入できるアイスもどんぶりに入っていたりと興味あるものであった。機会があれば立ち寄っていただきたい。

■午後の部

名鉄バスの教習車
名鉄バスの教習車

 そして撮影会会場へ戻り午後の撮影会が始まった。今度は3台のバスがお出迎えしてくれた。まずは名鉄バスである。名鉄バスというと午前中にもいた岐阜バスのような赤と白のカラーリングがイメージされるが、今回やってきたのは黄色のバスである。

各種センサーや機器が積まれている名鉄バスの教習車
各種センサーや機器が積まれている名鉄バスの教習車

 あまり街中で見ることはないバスであるが、前面に大きく書かれた教習車である。元は2016年式の三菱ふそうエアロスター路線車であり、基幹バスとして運用されていたが今年改造され生まれ変わった。

並び撮影は角度も大事?
並び撮影は角度も大事?

 教習専用車としては3代目になる。車内には大きなモニターが設置されており、車体4箇所からレーザーを照射することにより、バスまでの距離を測定できたり運転手がどこを見てどう運転しているか判断できるシステムが搭載されているという。

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