■前途多難ながらも…
最初のバス停まで戻る際にも、一度ロータリーに入ってから道路へ右折で出る場所があるのだが、手前の歩道を歩く人や行き交え車でなかなか右折することができないということもあった。ここは係員がいたので、その合図で出るということもあったのだが、これが普通の自動車ならもう少し良いタイミングで道路に入ることも出来たので、もどかしい時間だった。
再び最初のバス停である「ユマニテクプラザ」へと戻ってきた。降車後にアンケートページへと案内するQRコード入りのカードを受け取り、今回の乗車体験は終了となった。帰りに近鉄四日市駅にある観光協会で、デジタルポイントラリーで貯めたポイントをクリアファイルに引き換え帰宅の途に着いた。
今回は四日市市でおこなわれている自動運転バス実証実験の様子をレポートした。実証実験の期間が11月27日までと短期間であるが、思ったよりも多くの乗客があるように思えたので体験してみたい、どんなものか乗ってみたいという人が増えているのはよろこばしい。
乗車してみて感じたことは、自動運転を前提に設計されたこれから新しくできる街やコミュニティであれば問題ないようだが、既存の市街地で自動運転を組み込むにはハードルが高く、多くの都市部で営業運転するには前途多難なように感じた。
ただ同乗した他の乗客の反応は概ね好印象のようで、それはバスという公共交通機関ではなく、1つの街中アトラクションを楽しむがごとく乗車しているような感じがした。確かに実現に向けて課題は多いのかも知れないが、期待になるべく早く応えるためにも、他の交通とうまく共存できるまちづくりが進むことに期待したい。
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