ドライバー不足解消にワザあり!! 都市間バス「ねむろ号」が客貨混載の本格運行を開始!!

■理由は異なるが昭和のようなシステムに

3社協業により問題解決に寄与するか
3社協業により問題解決に寄与するか

 しかし近年はそれすらもできなくなってきているのが現状で、トラックに人を乗せるわけにはいかないので、大型バスで独立したトランクの区画が存在する都市間バスを利用するケースが目立ってきている。事実上の時代逆行現象だが、理由が異なるために一概に悪いこととは言えない。

 旅客運賃収入が低迷しているバス事業者に貨物の取扱収入があれば路線維持には寄与するだろうし、バス輸送にした便については貨物ドライバーを配置する必要がない等のメリットがあるのは事実だ。双方にメリットがあるので特に地方の都市間路線では今後、このような取り組みが増えるだろう。貨客混載による旅客と貨物輸送において本物の持続可能性が試されていると言える。

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バスマガジン Vol.129は6月23日発売!! 美しい写真と詳細なデータ、大胆な企画と緻密な取材で読者を魅了してやまないバス好きのためのバス総合情報誌だ!!  巻頭の[おじゃまします! バス会社潜入レポート]では、会津乗合自動車を特集。同社は福島県の約4割の面積を占める会津地方を営業区域とし、路線は会津盆地の若松・坂下・喜多方を拠点に、平野部の住宅地域から中山間地域へ広がるほか、東部の猪苗代・郡山湖南地区と南部の田島地区にも路線を有している。