2022年2月5日(土)にバス運転手の合同就職説明会とバス運転体験会が開催される。東京都内のバス会社を中心に17社が合同で開催する。詳細を見てみよう。
文:古川智規(バスマガジン編集部)
【画像ギャラリー】17社が参加するバス運転手「合同就職説明会」と「バス運転体験会」が2月5日に都内で開催!(8枚)画像ギャラリー参加は就活目的に限る!
このイベントは⼀般社団法人東京バス協会の主催で、平和橋自動車教習所とリッツMCの企画・運営で行われる。大前提としてバス運転手への就職活動が目的なので、マニアの方や就職活動目的ではない方の参加はできない。また写真・動画撮影もイベントの趣旨からできないので注意が必要だ。
開催日時は2022年2月5日(土) 10:00~15:30で、開催場所は東京都葛飾区の平和橋自動車教習所だ。本イベントではブース出展バス会社と、バス展示コーナー出展バス会社がある。もちろんどちらのコーナーのバス会社でも運転手を募集しているので、就職活動相談や説明は行っている。
まずはブース出展会社は次のとおり。伊豆箱根バス、神奈中観光、京王バス、京王自動車バスサービス、国際興業、東京バス、東京ワーナー観光、東都観光バス、東武バスセントラル、日の丸自動車興業の10社。
そしてバス展示コーナー出展会社は、帝産観光、東京シティ観光、東京ヤサカ観光バス、冨士自動車、HMC東京、TCB観光、WILLER EXPRESSの以上7社だ。
不安な方は運転体験を!
バスの運転手になるためには大型二種免許を取得しなければならないが、就職する段階ではその必要がない事業者がほとんどだ。入社後に必要な免許の取得をサポートしてくれるからだ。それでも普通乗用車しか運転したことがなければ不安だろう。
バスの動かし方そのものは、ブレーキをリリースしクラッチを切って2速に入れ、アクセルをふかしてギアをつないで発進するので、軽自動車でもダブルデッカー車でも連節車でも大きな違いはない。
最近はAT車も多いが、そもそもディーゼルエンジンは圧縮比が高く、特にバスのように大排気量のエンジンはトルクが太いため、そう簡単にエンストはしない。主に違うのは車両感覚と挙動だろう。
大きさは見た目の全長よりも、全幅の方が最初は不安に感じだろうが車両感覚がつかめればすぐに慣れる。また前輪の位置が乗用車では運転席より前、トラックは自分のお尻の下にあるのは、軽乗用車と軽トラックの関係と同じなので想像は付くだろうか。
ところがバスは運転席よりも前輪が後ろにあるので、ハンドルを切るタイミングが乗用車と違うのと、自分(のお尻)と前輪が通る位置関係が不一致なことからくる不安もあるだろうが、実際に免許を取得する課程で教習を受けているうちに一致してくるので心配は一時的なものだ。
そうはいっても不安のままでは困るので、イベント当日はバスの運転体験会も実施される。参加条件は次の通りだ。普通免許(MT)以上を所持していること。原則として事前予約が必要だが当日受付枠もあり。車両タイプは選択できないが中型路線と大型路線タイプが用意される。