■とても空の広い駅跡
当別駅を出発して50分ほど、バスの終着点である月形駅にほぼ時間通り着いた。駅自体は廃止になっても、バス停の名前は月形駅で、「駅」の表現を残してあるのが面白い。駅はそれほど影響力の強いランドマークというわけか。
バスを降りると、それまで知っていた石狩月形駅とは雰囲気が別人のように変わり、以前に比べ、ずいぶんと空間が広くなったような印象を持った。
鉄道用の電信柱や信号機をはじめ、何よりも駅舎を壊して片付けたのが、全体像に劇的な変化を生んだ主たる理由のようだ。
駅跡の周囲は舗装路が整備され、以前は通れなかった場所もスルー可能になっていた。2024年5月現在ではプラットホームとレールのほか、駅名標を掲示する枠や列車の方面案内などが残っていた。
プラットホーム端のスロープは撤去されており、今後全体を整備していくのか一部だけ残すのか、はたまた跡形もなくなるのかは気になるところ。これはこれで、たまに見に来る口実ができた。
■さらに先だって目指せるぞ!!
当別11:35発で月形に来ると、13分くらいの待ち時間で、2番目の札沼線代替バスにあたる浦臼行きに乗り継げる。
「とべ〜る号」の運賃は400円であるが、乗り継ぐ場合は降車時に申告すると乗継券がもらえ、浦臼行きバスの運賃が200円引きになる。
乗り場は「とべ〜る号」と同じ位置の停留所。次の月形〜浦臼間を結ぶのは、美唄自動車学校が運行を受け持つ、札沼線バス月形浦臼線「かばと〜る号」だ。ここから先の様子はまた次回以降に。
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