バス運転士不足問題は入社後の訓練にも影響が…… そんな中オーダーメイドの訓練を行う教習所が登場!!

■初めての高速道路!!

遅い紅葉の中を走っているが見る余裕はない
遅い紅葉の中を走っているが見る余裕はない

 まず走行内容を教えてもらう。中央道駒ケ根ICから上り線に流入し、小黒川スマートICで一旦流出。伊那西部広域農道を走り、伊那ICから再度中央道上り線に流入し、辰野PAで休憩(大型車区画駐車)。

 岡谷JCTを介して長野自動車道下り線に流入、長大トンネルを2つ抜けて塩尻ICで流出、道の駅小坂田公園で休憩(大型車区画に後退駐車)後、折り返してどこにも寄らずに運転し続けて自動車学校に戻るというものだ。概ね3時間のコースである。

 高速道道路をバスで走ったことがない記者が思う不安点は主に次の通りだ。2.5mの幅があるバスでスムーズにETCレーンを抜けられるのか。スマートICは特に狭くカーブがきついところが多いのでスムーズに抜けることができるのか。

 PAでの駐車は大型車区画に一発で入れることができるのか。道の駅での後退駐車は大丈夫か。といったところだ。結論から言うと問題はなかったのだが、すべて1日目に場内で行なった項目が役に立ったので、教習所で教わる教程はすべて運行に必要なものだと強く感じた。

 料金所やPAでの駐車は隘路、スマートIC内での走行はS字やクランク、大型車区画への後退駐車は方向転換、出る際はオーバーハングによるお尻の接触に注意して前に出す等々の教習内容がすべて詰め込また上での、実際の交通に従った走行だった。

狭い道路から出るには…と瞬時に考えながらハンドルを切る
狭い道路から出るには…と瞬時に考えながらハンドルを切る

 高速道路を走り、停留所に付けて降車休憩のために駐車し、走っていく高速バス運転士の苦労がこれでもかというほど分かった体験訓練だった。緊張の連続だった高速走行だったが、唯一の救いは写真撮影を担当してくれた指導員が後席で「ついつい、うとうとしてしまいましたよ~」と言ってくれたことだ。

 もちろん隣には運転担当の指導員が同乗してくれているからではあるが、短い時間で高速バス運転士の実感を得た訓練だったと感じると同時に、運転士不足と一言で片づけるにはあまりにも複雑に絡んだ問題が多すぎる実情を垣間見た。

【画像ギャラリー】(編集中・未校正1106)バス運転士不足は基礎訓練にも影響が出ていた!完全オーダーメイドの訓練を請け負う自動車学校でエアロバスを高速運転する(10枚)画像ギャラリー

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