■点呼を終えて本当に終了!
こうして記者の路線教習体験取材は10時から始まり16時過ぎに終了したが、最後にもう一度アルコールチェックの後で点呼を受けて「お疲れさまでした、感想はいかがでしたか?今日のバスは古いですけどパワフルで乗りやすい車両を用意しました。この経験を生かして安全運転に努めてください」との運行管理者からの訓示をいただいて本当に終了した。
今回の体験取材で感じたことは、乗客には運転士の雇用形態は関係なく、しかし多様な雇用形態があれば間口が広くなり、正業としての正社員や副業としてのアルバイトやパートでも一律の教育を受けて運転士になれるということは分かった。
マニアが一肌脱ぐのはもちろん歓迎だそうだし、空き時間を活用してのママさん運転士や、単身者正社員に限るが賃料激安で寮に入れば晴れて「港区民」になれる特権を目指しての入社でも、動機は何でもよいのだ。
待遇やカスハラやパワハラでバス運転士はダメだと非難するのは簡単だが、現実に運転士不足が深刻な今だからこそ、自分自身のスキルを磨けるチャンスととらえることで、前向きな人生の1ページを加えることができるだろうと感じた。~了~
【画像ギャラリー】【バス運転士不足問題】バイト運転士になったとしたら?フジエクスプレスが教習をさせてくれたので体験してきた!~空車教習の部~(24枚)画像ギャラリー
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