■御祈祷の御祭りを執り行っていただく
閑話休題、記者は単独で営業運転ができることになったタイミングで、本郷三丁目駅前にある櫻木神社に御祈祷をお願いした。どこの神社でも構わないが、居住地の氏神様や崇敬神社がある場合は当該神社でいいだろう。祈願の内容は要旨、次の通り宮司にお伝えした。
「安全運転は自分で努力することを神様に誓う。そして記者が運転するバスに乗ってくれたお客さんの旅行行路の安全を祈願する。加えてバスの運転は危険回避のため一瞬の判断が要求されるので、これまでの知見により正しい判断ができる知恵を御神徳としてお授けいただきたい」だ。
最後の正しい判断ができるような御神徳を授けて欲しいというのは、櫻木神社の主祭神が菅原道真公なので、勉強で得た知見を発揮できるようにとのお願いだ。バスで行くパワースポット連載で紹介したことがあるが、記者は伏見稲荷大社から御霊を勧請(分霊していただき神社になった)したので、ある程度の祝詞は書けるし聞いて内容は理解できる。
神前で奏上された祝詞を聞いていると、宮司が願主の意向に完璧に沿った祝詞を書き上げてくれたのが分かった。こうして御祈祷の御祭をつつがなく納めたわけだが、これで自動的に交通安全が担保されるわけではない。
安全運転は神様に誓った約束事なので、記者自身が努力しなければならない。そのうえで、旅客の行路安全や運転上で正しい判断ができるように御神徳として力添えいただければ良いのであって、あくまでも主体は願主たる記者だということを忘れて神様に丸投げしていては安全な運行はおぼつかない。
読者の皆さんも新たに乗用車を購入してお祓いを受けたり、開運や厄除け、合格祈願や安産等々さまざまな御祈願を持って御祈祷をお願いする機会があるだろう。その際には誓願を立てて努力してみると良いのかもしれない。せっかくの神頼みなので、心構えの参考になれば幸いである。
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